222話 最高純度の魔法
私は資材置き場に向かい、ヴァイスに声をかけた。
「ねぇヴァイス、そろそろアレ出来上がった?」
「出来上がったぞ。少しだけ苦労したがな」
ヴァイスから手渡されたのはグレードⅤエーテルが加工され、先端に金具で固定され、そして装飾が施されたスタッフだった
「凄くなってるね……」
「より頑丈さや魔力効率を追求した結果、こうなった」
(重量は増したけど大丈夫な範囲だな……それにスタッフから流れてくる魔力が手から感じられる……)
私は魔力をスタッフに流してみた。スタッフの先端についているエーテルは私の魔力に反応して光り始めた。
「うん、私の魔力に反応してるし使い勝手がよさそう」
「そうか、それならよかった」
「ありがとうヴァイス、早速これを持ってとある場所に向かうから」
「とある場所というのは聞かないがこれで強い魔法を撃てるようになったからな」
「わかった!ありがとヴァイス~」
私はヴァイスによって強化されたエーテルロジックスタッフを受け取り、私は単独でとある場所に転移魔法で向かった。
「……気にある事があったけどまだ襲われてなさそうだな」
私が来た場所、そこは動力コアを作っている職人の家の前だった。私は職人の家に入り、話を始めた。
「……再び来てしまってごめん、悩み事を聞きに来たんだ」
「悩み事か……あの一瞬のことを聞いていたのだな」
「聞いていた。それに最近のハイスペック動力コアを悪用する人の事もあってね」
私は職人にそう伝えた。
「そうか、なら話は少し早いかもな」
「それで職人が言いたいことは何なの?」
「そのハイスペック動力コアを悪用する輩を懲らしめてほしい。それだけだ」
職人は私にそう頼みごとを伝えた。
「分かった、情報は分かるの?」
「分からない。恐らくだがこの国に住まう人は知らないだろう」
「ならどうやって情報を知った方がいいの?」
「そうだな……暴走したロボットの中身を調べたら……分かるかもしれないな」
「暴走したロボット……確か見たことがある」
「暴走したロボットを動けなくさせてからここに持ってきてほしい。簡単な解析をして暴走させた奴を特定する」
暴走したロボットからハイスペック動力コアを悪用している人の情報が分かるらしく、職人は私に暴走したロボットを動けなくさせてから持ってきてほしいと言ったのだった。
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