221話 思い入れ
私はふと気になったことを渚に質問してみた。
「そういえば渚、どうしてこの二人に例の動力コアをつけたいの?」
「そのことについて瑞希に話しておかないとな。まずTS-01にどうしてつけるのかは最初の特殊戦闘型のアンドロイドでいろいろな実験を行っている。だからそのねぎらいを込めてだな」
(あのいたずらアンドロイドの事か……にしても自制で来てなさすぎるんだけどなぁ……)
渚はTS-01のいたずらの性について全く理解していなさそうだった。
「でもいたずらばかりするじゃん」
「ああ、TS-01はそれでいいんだ。いたずらばかりしても」
(何がいいんだが……被害被ってるのは私だからいいとは言えないんだよなぁ)
「何か変な事を言ったか?」
「いや、ただTS-01っていうアンドロイドのいたずらの癖、治した方がいいかもね……いずれ勘違いする人が現れるかもしれないから……」
「そうか?」
渚はTS-01の働きぶりを見た。
「……確かに人に迷惑を掛けたら駄目という事を教え込まないといけないかな」
「どうしたんだー?」
「TS-01、後で人に迷惑をかけないための情報をインストールするからな」
「……痛くないよな?」
「ああ」
どうやら渚はTS-01に人に迷惑を掛けさせないようにするらしい。
「それでTS-43にあの動力コアをつける理由、それはない」
「無いの!?」
「ああ、僕の気まぐれだ。だが過去に研究者の気まぐれで成功した例がある。それに賭けているんだ」
「そうなんだ……」
(渚の気まぐれってなんだか当たらなさそうだが……少しだけ期待はしてやろうかな)
私は渚の気まぐれに少しだけ期待し、体に付着した泥をシャワーやふろで流したのだった。
「とりあえずこれで泥は付いていないはずだ」
「だね。渚はこれからどうするの?」
「とりあえずアンドロイド二機の動力コアを交換する。瑞希はどうするんだ?この場で解散してもいいぞ」
「私は少しだけ気になることがあるからとある場所に向かう。だからここで解散だな」
私はとあることが気になり、とある場所に向かうことにした。
「そうか、なら少しだけの別れだな」
「ああ、きちんと人に迷惑をかけないように教育をお願いね」
私はそう言い残し、資材置き場に向かったのだった。そして私はエーテルロジックスタッフをより強化するためのピースをヴァイスから受け取り、とある場所に単独で向かうのだった。
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