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不運なことが続いじゃって死んじゃったら幸運に宿る神に魅入られ転生したら所持特殊スキル{LUCK}の一つだけだったので私は平和な土地でスローライフを過ごしていきたい!!  作者: 猫こんた
4章 機械のハートと人の心

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215話 最高出力

私たちは作り出した動力(エネルギー)コアが叩き出した出力を見て体が固まっていた。


「凄いなこのエーテルは」

「質がいいエーテルですからね、これぐらい序の口ですよ」

「エーテルとやらは凄いな……」


職人は動力(エネルギー)コアをみていて何か異常が無いか確認していった。


「異常は無し、これがこの動力(エネルギー)コアの実力なのか……」

「……ねぇ、この動力(エネルギー)コアを5個ほど量産してくれないかな……もちろん材料はあるでしょ?」

「……分かった、少しだけ加工をするから少し待ってろ」


職人はそう言うと奥からハイスペック動力(エネルギー)コアの材料を持ってきた。


「少しだけ待っていてくれ。一つ一つ手作業で作っていく」

「もしかしてそれってハイスペック動力(エネルギー)コアの材料?」

「そうだ、これがハイスペック動力(エネルギー)コアになる。そしてこのパーツ一つ一つが高価な貴重品だ」

(貴重品なのか……それをポンポン買ってた私がとてもじゃないがバカに見えるな……)


私は大金ビンタで高価なものを買っていたと感じると急にバカバカしく見えてしまった。


「瑞希、どうした?」

「いや……何でもない」

(渚にばれたか?この感情を……?)


職人がハイスペック動力(エネルギー)コアを組み立てていく中、私と渚は職人の手を見ていた。


「瑞希、職人の手が傷だらけに見えるだろう?」

「ああ、とても苦労してるんだなって思うけどどうしたの?」

「あの手、とてもじゃないが数多くのハイスペック動力(エネルギー)コアを作ってきた手なのだろうな」


渚はそう言ってしまうと私からしてみれば職人の手は大金を生み出してきた打ち出の小槌のように見えてきた。


(ダメだ、金目的でここに来たわけじゃない。ハイスペック動力(エネルギー)コアを求めてここに来たんだ……)

「瑞希、どうした?」

「少しだけ邪な考えが頭の中に流れ込んできた、大丈夫だ」

「大丈夫なのか……?」

「多分大丈夫だ……」


そして金属同士がぶつかる音や削れる音が鳴り響くこと数時間、ハイスペック動力(エネルギー)コアが4個出来上がっていた。


「あと一つできるぞ」

「高価な物がここに4個……うっ、欲が」

「確かに欲が湧き出てくるのは分かる、俺だってこれを担いでこれを販売店に売り込みたいからな」

「そういえば代金を払わないとね」

「いや、このエーテルが代金の代わりでいい。これはハイスペック動力(エネルギー)コアの何倍もの値段だからな……」

「いいんですか!?」

「ああ、少し待ってろよな」


職人はハイスペック動力(エネルギー)コアを組み立て、そしてエーテルをさっきの動力(エネルギー)コアの通りに並べていった。


「とりあえずこれで完成だな……いいぞこれ」

「ありがとう!!」

「あと時間があれば少し悩み事を聞いてくれればよかったが……後で話そうか」


私と渚は謎の動力(エネルギー)コアを手に入れ、この謎の動力(エネルギー)コアを最初に取り付けるのはあの苦労人だった。

最後まで見てくれてありがとうございます。

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