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不運なことが続いじゃって死んじゃったら幸運に宿る神に魅入られ転生したら所持特殊スキル{LUCK}の一つだけだったので私は平和な土地でスローライフを過ごしていきたい!!  作者: 猫こんた
4章 機械のハートと人の心

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214話 精密作業

渚はハイスペック動力(エネルギー)コアを作るための仕組みを職人に話し始めた。


「まずエーテルで動力(エネルギー)コアのコア部分を囲む。そして動力抽出部分にエーテルの結晶を差し込んだら出来ると僕は踏んでいる」

「……そのエーテルは何処から仕入れてくるんだ?生身で行けと言うのか?」

「そこは僕たちが採掘したエーテルを提供するつもりだ、材料面では心配しないでほしい」

「そうか、なら試しに作ってみるとする。材料を持ってきてくれ」

「分かった。瑞希~転移魔法で家にあるエーテルを持ってきてくれないか?」

「グレードⅤのエーテルね、少し待ってて」


私は転移魔法で家に置いてあるエーテルをここに持ってくることにした。


「それじゃ」

「頼んだ」


私は家に転移し、資材置き場に向かった。


(しかし職人の探求心に助けられた部分があるな……それに渚が思う動力(エネルギー)コアのアップグレード案、とても安直すぎる気がするが……)

「ヴァイス、グレードⅤのエーテルを1本借りるね~」

「持っていっていいぞ~」


私はグレードⅤエーテルを1本担ぎ、トタン屋根の家の前に転移魔法で向かった。


(さすがにグレードⅤのエーテルを一本担いでいるからか重みがあるな……でも持ち運べない重さではないか)

「持ってきましたよ~」


私はグレードⅤのエーテルを担ぎながらトタン屋根の家に入っていった。そして私からグレードⅤエーテルを受け取った職人は早速エーテルの質を調べていった。


「うむ……質が良い……それに魔力の量が異常だ……」

「でしょ?」

「質がいいエーテルだな。これで作ればいいものが出来そうだな。少し待ってろ」


職人はグレードⅤエーテルを机に固定し、頭の部分を削り出した。


「まずは粉を作る。そしてこのエーテルでは大きすぎるから小さく砕く」

「それで粉はコア部分に、そして動力抽出部分にエーテルをはめ込む、それで動くはず」

「やってみるしかないよな……」


職人はハイスペック動力(エネルギー)コアのコア部分にエーテルの粉をまぶしはじめ、そして細かく砕かれたエーテルは動力抽出部分に等間隔に置かれていった。


「とりあえずこれでいいのか?」

「これで大丈夫だと思う。それでこのコアの動作テストはどうするんだ?」

「……とりあえずこれで試してみるとするか」


職人が取りだしたのは動力(エネルギー)コアの半分ぐらいしかない箱だった。


「これで動作テストと出力を測定する」

「なるほど……どんな出力を出してくれるのかな……」

「分からない、だがやったことのない事だから出力ゼロということもあり得る」

「出力ゼロ……あまり聞きたくない事だな」

「新たな試しだ、がっかりはするな」


職人は装置に動力(エネルギー)コアをセットし、装置の電源を入れた。すると動力(エネルギー)コアのコア部分が回りだし、動力抽出部分にセットされているエーテルが光り始めた。


「……凄いな」

「もしかして出力があるんですか!?」

「そうだ、ハイスペック動力(エネルギー)コアより多いぞこれは……」


私たちは動力(エネルギー)コアが叩きだす出力に驚き、職人はびっくりして目が飛び出るほどに腕を伸ばしていたのだった。そしてこの動力(エネルギー)コアが渚のアンドロイド造りのクオリティーを上げていくのだった。

最後まで見てくれてありがとうございます。

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