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不運なことが続いじゃって死んじゃったら幸運に宿る神に魅入られ転生したら所持特殊スキル{LUCK}の一つだけだったので私は平和な土地でスローライフを過ごしていきたい!!  作者: 猫こんた
4章 機械のハートと人の心

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209話 連鎖的反応

ヴァイスは鉄板を作っていき、私はヴァイスの手伝いをしていった。


「とりあえずこれでいいか?」

「2枚持ってきてほしいと言ってたから大丈夫だと思う」

「そうか、なら頑張ってこいよ~」


私は鉄板やその他材料を持って研究施設に向かった。そして池田渚に素材を渡し、池田渚は鉄板を工作機器にセットした。


「これって何なの?」

「金属でできた板をカットする工作機器だ。ちなみにこれは隠されていた場所から持ってきたものだ。だから使えるはずだ」


池田渚は刃物を持ってくると鉄板に傷をつけていった。


「電気はまだないから手動で加工しなければならないけど楽に加工できるから使うしかないんだ」

「……もしかして箱の形になる用に切ってるの?」

「そうだ、箱の形にしないと動力(エネルギー)コアが飛んでいくんだ」


池田渚は箱の形に鉄板を切っていき、銀や金は部品に、銅は銅線に加工していった。


(ここにヴァイスを呼べば1日はここの設備を見てるんだろうなぁ)

「とりあえず部品はそろった。後は組み立てるだけだ」

「組み立てってできるの?」

「出来る。簡単だからな」


池田渚は出来上がった部品を組み立てていき、切った鉄板も組み立てていった。そして箱の部分と中身の部分が出来上がった。


「これを箱に入れたらいいの?」

「そうだ。その前にこの動力(エネルギー)コアを入れなければいけないんだ」

「どんな動きをするんだろう……」


池田渚は動力(エネルギー)コアを中身の部分の真ん中に入れ込んだ。すると動力(エネルギー)コアは微かに振動を始め、池田渚は急いで箱に中身の部分を入れた。


「危ないな……あと少しで動力(エネルギー)コアがぶっ飛ぶところだった」

「静かに振動してたから危なくないと思ったけど?」

「あのまま放置していたらぶっ飛ぶんだ。だがここからはこっちの土俵だ。こいつから電力を絞り出すぞ」


池田渚は銅線の束を取り出し、動力(エネルギー)コアが入ったボックスに突き刺した。


「これをこの施設の配電盤に接続したらこの施設全体に電力がいきわたる……はずだ」

(確かマーチャがこの研究施設を建てたんだよな……つまり配電盤すらない可能性があるか)

「配電盤が無いかもしれないよ?マーチャがここを建てたから配電盤の存在すら知らないと思うんだ」

「……そうじゃないか!!ということは……瑞希、銅を大量に持ってきてくれ」

「分かった、ヴァイスに頼んで銅を貰ってくるよ」


私は一旦研究施設を離れてヴァイスの元に向かった。


「……今度は何だ?」

「銅が欲しいんだ。在庫はある?」

「大量にあるから持っていって~」


私はヴァイスから銅のインゴットを大量に渡され、重い足取りで研究施設に戻った。


「貰って来たよぉ……助けて」

「そんな大量にいるのか?」

「無いよりかはマシ……でしょ」


そして池田渚は作り上げたボックスを工作機械につなげ、とりあえず自動で使えるようにした。


「この銅のインゴットをここに入れると自動で銅線が出来るから便利なんだよな」

「凄いなぁ~」

「電気が無ければ不便だった。だが電気を手に入れた今、文明は花咲くだろう」


銅線が時間が経つにつれて出来上がり、そして銅線を5本ぐらい束ねて強固な銅線にした。


「これを設備につなげていって一つにまとめる箇所を作る、そしてまとめた箇所からこのボックスにつなげて施設全体に電気を行き渡らせる」

「がんばれ~私はこの作業に関われないからね~」

「どうしてだ?手伝ってほしいのだが」

「この機器は私の記憶の中にないからむやみに触って壊してしまったら申し訳ないよ」

「そうか、なら少し見ててくれ」


池田渚は銅線を設備につけていき、そして銅線をひとまとめにしてボックスにぶっ刺した。だが池田渚はボックスからの電気を直に触り、感電で体が震えてしまった。


「アババババ」

「大丈夫!?」

「これしきぃ……なんともないぃ~」


その時研究施設の部屋が明るくなり、設備がどんどんと光り始めていった。それは封印されていた技術が解放されていくような光景だった。

最後まで見てくれてありがとうございます。

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