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光界  作者: G0MA6GI


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捜索

話が終わり、2人は酒場を出る。

「まさか、俺の地元に魔人街があったなんて。それより、アジトを見つけろって、どうすりゃいいんだよ。」

「まずは、聞き込みからだな。ここら一帯は港町で、酒場も多い。手当たり次第になるが、聞きこんでいく。」

「そうか、じゃあ俺は向こうからやってくるぜ。」

「ダメだ。」

勢いよく歩き出すトロスを引き止める。

「なんでだよ、手分けしてやったほうが効率いいだろ。」

「お前、馬鹿なんだから、1人で突っ走って何か起きたらこっちが対処できなくなる。」

「な、誰が馬鹿だ。」

「いいから、行くぞ。」

キレかかるトロスを置いて、宏斗は歩き出した。

「待てって!」


ヒエルという名前の酒場。

「俺たちは、お前ら人間に虐げられてんだ。そりゃ反乱したくなるだろ。こんな結界の中に閉じ込められて、まるで俺たちは飼い殺しにされてる気分だ。わかったなら、とっとと失せろ。」

いわれたとおり、宏斗は酒場を出る。

トロスも遅れて出てきた。

「なんだよあいつ、昼間っから飲んだくれてるだけで、俺たちに愚痴言いやがって。」

「怪しさはあるが、有益な情報ではなかったな。次だ。」


ファルシュという名前の酒場。

「反乱を企てる?ガハハハ、なんでこんな気楽に生きていける環境で反乱なんか考えんだよ。てことはそいつは、ずいぶんと頭が悪いってことだな。ガハハハ。」

「酒くせぇ奴らだな。どこのどいつも飲んだくればっかじゃねえか。」

「ここは違うな。次。」


エルケンティスという名前の酒場。

「知らねえな。ここらじゃそんな奴は排除される。監視の目がきついんだ、反乱なんて企ててみろ、即刻処刑される。」

宏斗は、中にいる魔人たちの異質さに気付く。

そして、ある共通点に気が付く。

「そうか、でも近いからこそ、気づきにくいってことも考えられる。」

魔人は少し動揺する。

「何が言いてえ。」

「灯台下暗しってやつさ。」

「じゃあ、てめえは奴らの回し者か?」

そういうと、店内にいた魔人たちが一斉に立ち上がる。

「さあ、どうだろうな。」

「うがあああ!!」

魔人たちが一斉に襲い掛かってくる。

しかし、宏斗は冷静に対処する。

魔術も使わず、肉弾戦をする魔人を相手に、防御魔法で応戦する。

トロスも、慌てて応戦する。

数分間の格闘の末、数人を逃すが、ほかは捕縛することに成功した。

「はっ、魔術すら使えねえ奴らがどうやって俺たちに勝つってんだ。」

嘲笑するトロスを余所目に、宏斗は問いかける。

「お前たちの頭はどこだ。」

「ふん、死んでも話すか。お前らに俺たちは止められねえ。」

「そうか…。ハノールさんに報告しよう。」

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