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光界  作者: G0MA6GI


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7/32

人?

「まったく、何度言えばけんかをやめる。結界の外にまで出るなんて。」

2人は並んで立たされ、カハイドは怒った口調で言う。

「どうします、学長。」

「うーん。」

「明日の研修、こいつらを一緒に生かせればいいんじゃないか。」

「な…、シューイチさん、そんなことをして何になるんです。」

「シューイチの意見に私は賛同する。」

「学長まで…。」


翌日、現ドイツ北部港町。

「なんで俺が、お前なんかと一緒にやんなきゃならねぇんだよ。」

愚痴をこぼすトロスを無視し、宏斗は歩き出した。

「お、おい!待てよ!」

暗く、恐ろしい雰囲気が漂う港町を、2人は歩く。

ある酒場の前で、宏斗は立ち止まる。

2人はその中に入る。

入ったすぐ、大きな鳥に呼び止められる。

「おい、見ない顔だな、何しに来た。」

甲高い声を響かせながら尋ねてくる。

「ハルクヴァール魔法大学から来た。要件は通っているはずだ。」

鳥は、2人の制服見る。

「なるほど、確かに話は通っている。まっすぐ奥の部屋に入れ。」

宏斗は言われるまま、奥の部屋へ歩き出し、トロスは慌てて追いかけた。

コンコンコン、部屋の扉をノックする。

「入れ。」

女性の声が聞こえ、扉を開ける。

声の主を見た瞬間、トロスは恍惚とした顔になる。

そこには、金髪の爆乳の美女が座っていた。

そんなことは気にせず、宏斗は話し始めた。

「で、俺たちは何をすればいい。」

「ふーん、聞いていた通り、生意気だね。ま、そんなガキは嫌いじゃない。私の名前は、ハノール。お前たちの名前は既に知っているから聞かなくていいな。本題に入ろう。お前は気づいているだろうが、ここは魔人街だ。」

「魔人街!?」

驚くトロスをしり目に、ハノールは話を続ける。

「私らは、彼らを監視する役割を担っている。まあ、監視といっても、警察みたいなもんだ。悪いことをしていればちゃんと罰する。それが、私たちがやってることだ。しかし、20年前のことで、彼らの活動は活発になっている。特に、反乱を起こそうとしている集団の活動が顕著になっていて、そのために、監視の数も増えてる。そこでお前たち、お前たち2人には、その集団のアジトを突き止め、彼らを止める、それが今回やってもらうことだ。政府は、彼らを完全に排除する気でいる。殺すこともいとわない。私らにも、そういう指示が出てる。でも、私らは彼らと共存を望んでる。だから、できるだけそうならないようにしてほしい。」

ハノール 本名ハノール・デスティエルト。魔人監察局局員。酒癖が荒く、酒場に入り浸っている。

魔人街 悪魔と人間の混血種族、魔人が暮らす居住区。もとは、フランスあたりにあったが、現在はヨーロッパの各地にある。

しゃべる鳥 ゴンドレラという種の鳥。しゃべれるのは、ほかの同種より頭がいいだけだから。

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