表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
光界  作者: G0MA6GI


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

6/35

強さ

研修前日、大学隣の森林の開けた場所。

「ここで、お前のその腐った顔、ぐちゃぐちゃにしてやるよ。」

「はぁ…、いつまで付きまとってくるんだ、やりたければ好きにすればいいさ。その前に、名前を聞いていなかったな。」

「人に名前を尋ねるときは、自分から名乗れ。」

「御坂・宏斗・ハヴァール。」

「ストラスト・トロス。堅牢のトロス様だ!」

トロスは、宏斗に向かってくる。

(こういう相手は、まず自分の得意な技から仕掛けてくる。)

宏斗は、そう読むと体をそらす。

しかし、トロスは予想外にも、一般的な炎魔法を使ってきた。

(無詠唱!?早すぎて、魔力の揺らぎを感知しきれていなかったか。)

「どうした!よけるだけか!本気でこねぇんなら、もっと火力を上げてやるよ!」

『エキスプロフラム!』

広範囲に爆炎が広がる。

宏斗は、後退しながら防御魔法で防ぎきる。

『ブラムフィット!』

爆炎が晴れると同時に、強烈な炎が宏斗に襲い掛かる。

「くっ!」

気づけば、2人は結界外に出てしまっていた。

「仕上げだ!コンプレッ「よお、楽しそうなことしてんな。」

2人は、声のするほうを向く。

「どうした、悪魔を見るのは初めてか?」

(まささ、結界外に出てしまっていたか。)

「おい、お前!邪魔すんなら殺すぞ!」

(この馬鹿!)

「ふん、お前には興味ねぇな。俺は、こいつに興味があるんだ。」

宏斗を指さす。

「その目が、その目が欲しいんだ。おとなしくよこせ。おとなしくすればお前も、こいつも命は助かる。さあ、早く。」

「おい、くそ悪魔。」

悪魔は振り返る。

すると、結界に閉じ込められていた。

「な、なんだこれは!」

「はっ、これは”コンプレッジファニス”俺が作り上げた魔法だ。」

トロスは、誇らしげに言う。

「ちっ、魔力が吸い取られる。仕方ない、あれをやるか。」

『デスペルト』

悪魔の背後から巨大な影が立ち上る。

驚いたトロスは、結界を外してしまう。

「いい結界だった。俺が魔力を枯渇させられるとはな。まあ、せいぜい生き延びるんだな。」

「こいつは、プロフィシエントクラスの…、くっ、考えてる暇はない。おい!逃げるぞ、結界の中へ!」

「こんなやつ!俺が倒してやる!」

「馬鹿、やめろ!」

とっさに体が動く。

「うぐっ!」

トロスをかばい、モンスターの攻撃が背中を擦る。

「何してんだ!はっ…。」

モンスターの攻撃がすぐ目の前まで迫ってきていた。

終わったと思った瞬間、目の前で、モンスターの腕が落ちた。

そして、そのままモンスターも真っ二つになった。

宏斗が空を見上げると、シューイチが浮かんでいた。

「何してる、ここは結界外だ。」

降りてきたシューイチは、そう言う。

「すみません、シューイチさん。」

宏斗は痛々しい背中をかばいながら、言葉を返す。

「すぐに大学に帰って、治療してもらえ。」

「はい。」

無詠唱 魔法発動時に、詠唱を破棄すること。しかし、魔力の揺らぎで感知されるため、近接戦闘以外では、効果はない。また、詠唱を破棄すると、魔法の威力も落ちる。

プロフィシエントクラス モンスター階級の一つ。マスタークラスの一つした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ