↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
光界  作者: G0MA6GI


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

54/58

分裂

翌朝

宏斗は変わらず、大学に通学している。

その後ろをリリサはつけていた。

(あんなことがあったのに、私はちゃんと伝えられるのかな。宏斗君はどう思ってるんだろう。)

「…はぁ、ちゃんと伝えなきゃ…。」

リリサは宏斗に近づく。

「宏斗君!」

「?…リリサ。」

微妙な空気が2人の間に流れる。

「…どうしてここに?」

「あのね、学長から明日戻って来いって。」

「そんな急に…。」

「私も、昨日教えられたから。」

「そうか、わかった。それじゃあ、世話になった人にあいさつしないとな。」


オルフェ宅

「宏斗君は昨日のこと、嫌じゃなかったかな?」

「男の子なら、あの告白は即おちだよ。」

「そうだといいけど…。それより、お父さんとお母さんどこに行ったの?」

「さあね。でも、そろそろこことお別れしないとね。」

オルフェは着替え終わると玄関へ行く。

「いってきます。」

「いってらっしゃい。」

(宏斗君は考えるって言ってたけど、男の子の考えるは無理ってことじゃないのかな。もしそうなら、ちゃんと伝えておいたほうがよかったかな。いや、今からでも伝えよう。)

宏斗とリリサの背中が見えた。

「宏斗君!」

オルフェの呼ぶ声に、2人は振り返る。

オルフェは走りながら、手を伸ばす。

しかし、オルフェの上体は大量の血を吹きながら宙を舞った。

そのまま宏斗の胸に飛んでいく。

宏斗はそれを受け止める。

吹き飛んだ勢いでほとんどの内臓は脱落し、大量に出血している。

「オ、オルフェ…?」

オルフェは死の際に最後の力を振り絞り、宏斗の頬に手を伸ばす。

「はぁ…はぁ…、ひ、ろと、君…だい…す………。」

薄れていく意識の中でも、オルフェは宏斗から目を離さなかった。

「オルフェ!!!」

宏斗はオルフェが吹き飛んできたほうを見る。

そこには大きな笑みを浮かべたラスノヴァが立っていた。

しかし、その姿はすぐに消え去った。

宏斗はオルフェに目をやる。

リリサは横からオルフェの容態を確認した。

「宏斗君、彼女はもう…。」

「どうして…どうして…。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。