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光界  作者: G0MA6GI


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52/58

残酷

ハルクヴァール魔法大学、学長室

ダガールはリリサを呼び出していた。

「どのような要件でしょうか?」

「今回お前を呼んだのは、宏斗の監視をしてほしいからだ。」

「…監視ですか。」

「そうだ。彼は今、サーハルドラスディにいる。あそこは、魔人が多く在籍している。大学の学長として、生徒を疑うことはしたくないのだが、先のことがあった以上すべてを疑わなければならない。」

「なぜ私なのですか?」

「バエルの目には特殊な力がある。それを利用する形にはなるが、ただ、宏斗と接触するのは避けてくれ。感づかれると危険が増すのでな。」

「わかりました。」


数日後、サーハルドラスディ魔法大学

食堂

「宏斗君は、ルーフェス祭いくの?」

「ルーフェス祭?俺はいかないな。」

「実はこっちでも開催されるんだよね。」

「そうなのか?てっきりハルクヴァールだけかと…。」

「前項で開催されるからね。それぞれ特色があって面白いんだよ。」

「俺はいいよ。オルフェは友達といけばいいだろ。」

「それが、みんなほかの人と回るって言ってて、私1人なんだよね。」

その言葉に、宏斗はリリサのことを思い出す。

(またこれか。あの時は俺はリリサのことが好きだった。でも、オルフェのことはまだ友達としての関係でしかない。前と同じようにならなければ…。)

「わかったよ。でも、俺は祭りごととか楽しめない性格だから、それでもいいならな。」

「大丈夫だよ、私が独りぼっちなの寂しいだけだから。」

その言葉を聞いて、宏斗は少し安心した。

その様子を、リリサは遠くから見ていた。

「はあ…。」

リリサは大きくため息をはく。

(私の時みたいにならないかな…。)


数時間後、オルフェ宅

「ただいま。」

「「おかえり。」」

両親が笑顔で返す。

オルフェは2階の自室に入る。

「おかえり。」

「今日もいるんだ。」

「いてほしくないみたいな言い方だね。」

「だって、あなたがいたら私はどうなると思ってるの?」

「フフフ。確かに、私がいたらあなたは死罪になっちゃうかもね、もちろん、あなたの家族も。」

「だから、いてほしくないの。」

「彼、どうだった?」

「あなたの言うとおり、誘うことには成功したけど…。」

「いい子だね。」

「もう一度聞きたいんだけど。どうしてあなたはここにいるの?ラスノヴァ。」

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