女の子
そこにガエンが現れた。
「よう、調子はどうだ。」
「が、学長。順調ですよ。あはははは…。」
「ほー、お前の2000年の知識がどう役立っているんだろうな。」
「う、圧がすごい。」
ガエンは宏斗を見る。
宏斗は首を横に振る。
「少しくらいは成果を出せ。いつまでやつのことを考えてる。そんなに会いたいなら自分から会いに行けばいいだろ。」
「それじゃあ、彼の仕事の邪魔になるし…。」
「俺がお前に圧をかけるように、俺も学長から圧かけられてんだ。ちゃんと仕事しろよ。」
そう言って、ガエンは去っていった。
セーナは見るからに気を落とした。
「まあまあ、先生。仕事してないことは事実だし、仕方ないよ。」
「オルフェちゃん、それ慰めになってる?」
「俺もあんまり成果出てないし、悪いのは先生だから。これからだよ。」
「2人とも僕のこといじめてる。」
「そんなことないですよ。仕事できない先生がかわいそうだと思って。」
「こういう時は、何か食べましょう。」
「…あとで覚えてろ。」
「「?」」
食堂
「味気ない。」
「好きだって言ってたじゃないですか。」
「2人のせいだ。こんなか弱な女の子いじめるなんて。」
「か弱い?先生と初めて会った時、俺を負かしたじゃないですか。」
「それとこれとは別だよ。」
そこに誰かが話に入ってきた。
「やっぱり先生、泣きべそかくの下手だね。」
3人は声のするほうを見る。
「ルルちゃん!最近見なかったけど、どこ行ってたの?」
「さあ、どこでしょう。オルフェが想像できるところかな。」
「ルルちゃん、また自慢しに来たの?」
「別に~、たまってる先生を茶化しに来たわけじゃないよ~。」
「「?」」
オルフェと宏斗は2人が何を言っているのか理解できなかった。
「はあ…、課題は終わったの?」
「うん。意外と楽だったよ。」
「そう。じゃあ次はあなたの自由な時間を奪うほどの課題を出してあげる。」
「なあ、2人はなんであんなににらみ合ってるんだ?」
宏斗は小さな声で、オルフェに問う。
「わかんない。でも、にらみ合ってるというより、先生が一方的に睨みつけていると思うよ。ほら、るるちゃん余裕そうな顔してるし。」
「本当に帰ってくるのかな~?」
「毎日って飽きない?」
「じらされるよりかはいいよ。」
「僕はじらされるほうが好きだもん。」




