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光界  作者: G0MA6GI


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45/58

形

「外がもう暗いね。」

セーナは窓の外を見る。

「本当だね。今日はこのくらいにしとこうか。」


食堂

「やっぱり一日のしめはご飯だよね~。」

「なんでおっさんみたいなこと言ってるんだ。」

「宏斗君はここの料理で何が一番好き?」

「ハルクヴァールにいた時からそうだが、俺は日本の料理のほうが口に合ってるらしい。」

「へー、日本料理か。食べたことないなー。」

「そっちはどうなんだよ。」

「私もね、実はここの料理あんまり好きじゃないんだ。」

そこに、遅れてセーナがやってきた。

「何の話してるの?」

「先生はここの料理好き?」

「あー、僕はずっとここにいるからね。もう慣れちゃって、よその料理が合わないんだよね。」

「やっぱり、みんな自分の出身のほうがいいのかな。」

「じゃあ、オルフェちゃんもここの料理好きなの?」

「いやぁー。」

「え~。宏斗君は?」

宏斗は首を横に振る。

「なんか僕だけおかしく見えるじゃん。」

「大丈夫ですよ。好きなものは人それぞれですから。」

「宏斗君、それ慰めになってないよ。」


副学長室

「今日の授業はどうだった?」

「案外、話を聞くだけだったので何とも…。」

「そうだよね。明日は実践的にしてみようかな。おやすみ宏斗君。」

「おやすみなさい。」


翌日、校庭

「さて、今日は魔法の素質についてみてみようと思います。とはいっても、オルフェちゃんはもう知ってるから、宏斗君を見てみようと思うよ。」

「具体的に何をすれば?」

「宏斗君は攻撃魔法の素質があると聞いているから、ここでは構築魔法の素質を見ます。手を出して。」

言われてた通り、宏斗は手を出す。

「じゃあ、手から何かを生み出すことを想像して。」

宏斗は手先に集中する。

「どうかな?」

「ダメです。何を想像したらいいかわからなくて。」

「うーん、そうだなー。石ならどうかな。」

「石…。」

宏斗は再び手先に集中する。

すると、ゆっくりと手から鈍色個体が形を成していく。

「くっ…。」

しかし、途中で溶けるように地面に落ちた。

宏斗は手のひらを見つめる。

「大丈夫、不慣れでも数か月たてばなるようになるから。…ヤベ。」

「どうしたんです?」

「いやー、実は宏斗君を預かるの年内までだったんだよねー。」

「え。もう10月ですよ。」

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