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光界  作者: G0MA6GI


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26/32

知りたい

「ワーガス、急いで回復魔法を!」

『ヴェレスラーチ』

『ドレストローネ』

『ダーストリフチェ』

肺までえぐられた箇所を、複数の魔法を重ねて治療していく。

しかし、宏斗は意識を失い、しばらくの間目を覚まさなかった。


数日たって、自室で寝込む宏斗。

そこに、誰かが扉をノックする。

「…誰だ?」

「…宏斗君。」

リリサの声がかすかに聞こえる。

「…なんだよ?」

「…大丈夫?」

「心配しなくても、全く問題ない。…それより、帰ってくれ。」

「…っ。」

リリサは服の裾を強く握り、涙を抑える。

「…ごめん…なさい。」

そのまま、彼女は去っていった。

宏斗は悲しい気持ちをこらえ、目を閉じた。


年は変わり、1月。

大学交流会が開かれる。

これは1週間開催され、5つある魔法大学の成績上位者や新入生ら数名がハルクヴァール魔法大学にやってくる。

その中で、ひときわ脚光を浴びる人物がいる。

サーハルドラスディ魔法大学から来た、魔人の教師パムールだ。

「へっ、またお前のことを見る奴らがいるな。」

「まったくです。いったいいつになったら慣れてくれるのやら。」

「それはお前が、あと千年生きればわかる。」


交流会では、魔法の技術を見せ合ったり、新入生同士で親睦を深めたりすることを目的としている。

学長室前廊下

「悪いなバスノーチス。どうも奴ら、この結界内に入る術を多く持っているらしい。」

「ダガールさんはそう思いますか。私はほかに要因があると思いますが。」

「ほかに要因?何か心当たりがあるのか?」

「例えば、魔人とか。」

窓の外で歩いているパムールを見る。

「それはない。彼らは自分たちの地位を脅かすような真似はしない。」

「私もそう思いたいのですが、リヒタイルの一件以来、私はどうも信用できなくなっている。」

「そうは言っても、どうすればいいんだ?」

「まずは様子見でしょう。ハヴァールを守る必要がある以上、こちらもあまり大きくは出れない。」

「シューイチも完全に付きっ切りにはなれないからな。結界魔法についても詳しく教えるべきだろうか。」

「それよりも、回復魔法か防御魔法を教えるべきでは?」

「それもそうなんだが、彼には回復魔法の際はないらしい。防御魔法に関しても、従3位で進めなくなっている。」

「それならリーファに教わればよいのでは?」

「そうしたいのはやまやまだが、あいつと相性が合う奴なんて、イギ以来会ったことがない。」

「彼の子なら大丈夫だと思いますが。」

ワーガス 本名リヒド・イ・ワーガス・バルド。ハルクヴァール魔法大学副学長。大学創設以来、ダガールに仕えてきた。とある件がきっかけで、左手を損失し、左半身に火傷の跡がある。

リヒタイル ハファイルが亡くなるきっかけを引き起こした魔人。リベリアンにそそのかされ、イーダルトヴァッス魔法大学生の時に、ほか生徒を大量に殺傷した。

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