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光界  作者: G0MA6GI


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強者

アルファーサルの大穴。

「独断専行とはいいご身分だな。勝手な行動をしておいて、何の成果も得られんとは、お前は駄作のようだな。カーバイン。」

カーバインは片膝をついて、内心苛立ちを隠せずにいる。

「そう言ってやるな、ルドラス。成果は得られずとも、何かを知れたことに意味がある。ただ、手を出すには少し早すぎる。お前も彼も。彼を覚醒させる、そのためには極限の状態を作り出す。その過程が重要なのだよ。わかってくれるね、カーバイン。」

「はっ。」


「よいのですか、リベリアン様。奴のようなものを野放しにして。」

「ルドラス、私たちは家族だ。家族は大事にしないと。それに、彼にはちゃんとしたしつけ役がいるじゃないか。どちらにせよ、私が完全になるまでもう少しかかる。それまでの間に、ハヴァールの子を覚醒させればいい。」


「ルドラスの野郎、少し長生きだからっていい気になりやがって。」

「なーにきれてんの?」

「なんだ、ラスノヴァか。」

「なんだとは何だよ。心配してやってんじゃん。」

「ふんっ。お前は自分の人形のことで頭がいっぱいなのかと思ってたよ。」

「人形だあ?私の旦那のことを言ってんのか?」

「2人とも、けんかはよせ。」

「カストールからも言ってやってよ!私の旦那を人形呼ばわりだなnふがっ!?」

「お前もいろいろと大変だな。」

「言えたことか。」

「よお、お前ら。」

「グレイさん!」

「カーバイン、お前ルドラスにずいぶんと詰められてたみたいだな。」

「…。」

「まあなんだ、よくある若気の至りだ。それより、赤い目の奴はどうだった。」

「グレイさんが思ってるより強くはない。」

「そうだろうな。お前もそいつも、まだまだ若い。食らうには時期が早い。食すなら、一番脂がのったときじゃねえとな。」

「俺はグレイさんのようになれるのか?」

「なれはしないさ。なるにはもっと長生きしねえと。だが、近づくことはできる。それまでお前はお勉強だ。」


「いやすまない。戦いに夢中になってしまっていた。」

「こっちはあんたらを信頼して生徒を預けてるんだ。頼むから本来の目的を忘れないでくれ。」

オルトルは笑ってごまかす。

「はぁ…。」

「シューイチさん、本来の目的って何です?」

「ああそれは、狩猟の手伝いさ。」

「狩猟の手伝い?」

そこに、ダスタールが割って入る。

「トールラスは年2回、この周辺に生息するモンスターを狩るんだ。それ自体の目的は、生体の保全と食料の確保だな。」

オルトルは自分が言いたかったと、ダスタールに目で訴える。

アルファーサルの大穴 悪魔たちが巣くう巨大な穴。もともとは、地球の天人が姿を隠すために住処としていた場所。代々、魔王たちがそこを統治している。しかし、最深部には誰も立ち入れない。最深部には、天人と魔人の間に生まれた子が住んでいた。リベリアンの統治下に入ったときに、彼女はそこを明け渡し、現在消息不明。

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