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光界  作者: G0MA6GI


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15/33

力の差、歳の差

依然として、オルトルと悪魔の戦いは続く。

単純な力と魔法で上回る悪魔に、オルトルは劣勢を強いられる。

ついには、悪魔の攻撃がオルトルに傷をつけ始める。

「どうした、歳には勝てねえか。」

「行ってくれるね。たく、わかってんなら少し手加減してくれてもいいんじゃない?」

「先に本気で来いといったのはお前だ。」

「確かに、魔法を使えといったけど、本気でやれなんて言ってないよ。…仕方ないな。」

オルトルは急速に接近し、近接戦に持ち込む。

「年の割には、よく動く。」

「これだけが取り柄なんでね。」

勢いづけて殴り続け、悪魔を少しずつ後退させていく。

しかし、その後退が止まる。

直後、悪魔の鋭いパンチがオルトルの腹へ突き刺さる。

「ぐはっ。」

オルトルは吐血しながら後退する。

「結局、お前らは俺たち悪魔との差を埋められない。手を出されないだけで、特別じゃない。」

オルトルは攻撃し返す。

しかし、すぐに見切られて反撃を食らう。

「くだらない人として生きるより、悪魔として生を受けいていれば、もっと簡単に生きれたかもな。」

オルトルはまだ攻撃する。

だが、悪魔の速さについていけず、顔面に攻撃を食らってしまう。

「単純な攻撃で、俺と対等になってると思ったのか?魔人の血すら薄いてめえが俺に勝てるなんて、ありえないな!」

そういわれ、オルトルは回想する。

悪魔に女はいない、すべて雄として生まれ、その生涯に子供を作ることはない。

唯一、人間との間になら子供は作れる。

しかし、世界から忌み嫌われる存在である悪魔との子を、やはり人間は忌み嫌う。

だが、俺は悪魔としての血がどうにも薄かったらしい。

そして、魔人も結局は人と変わらないらしい。

周りいた同族は、俺を人とみなし攻撃した。

だから俺は、おきてを破り一族から抜けてた。

だが、俺を見捨てなかったのは、人だった母だ。

悪魔と交配し、同じく行き場のない自分を捨てて、俺を生き延びさせてくれた。

今生きれているのもそのおかげだ。

簡単に引き下がるわけにはいかない。

「どうした。来ないならこっちから行くぞ。」

生きれているだけで幸運なんだ、だったら最後まで抗ってみようじゃないか。

オルトルは、右手を大きく広げる。

悪魔はオルトルの間合いに入る。

その瞬間、悪魔の左半身に大槌がぶつかる。

その勢いで、悪魔は遠くに吹き飛ばされた。

悪魔は人の畏怖によって生まれた存在。その起源は、現スーパーレジェンドクラス(最高位)のモンスター、別名陸の一柱リングラの血を浴び、生き残った少年少女から始まった。彼らの子孫は、人の域を超えた力を持ち、やがて崇拝される。しかし、それをよしと思わぬ当時の世界の王たちによって、その地位は下げられ虐げられる。結果、その身を追われ、現在の北極のアルファーサルの大穴と呼ばれる場所に生息するようになる。しかし、人々は何度も北伐を行い、彼らの地を脅かした。ついには、最初の子が死に彼らはその血と死肉を分け合い、完全な悪魔となった。そして、人とはかけ離れた存在となり、世界を恨んだ。

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