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1章

1章、悪魔界壊滅未遂事件


意識が戻り、目を開けると、ヘルトはある部屋に居た。体が成長し服が少しキツくなっていたが、部屋の隅に服が置いてあった。黒いYシャツにエメラルド色のリボンにスカート、紅色のマントと青い靴下、ピンクの靴は外に出たら履く予定だ。

外に出てみると、さっき自分が居たところが浜辺に立っている小屋ということがわかった。紅色髪の人が居ると思ったらルビーだった。ルビーがヘルトに気づくやいなや、「やっと見つけた」と嬉しそうに抱きついてきたが、ヘルトには3年間の記憶が無い。地上西暦はいつの間にか2019から2022年になっていた。


ルビーは早速宝玉を集めに行こうと言うが、「天界に帰る理由が無い。しかも自分は戻っても良いのか」と発言する。


ルビーは「ヒーローになる夢はどうなったんだ?」と言うと、ヘルトは少し反応を示すが、それももう手遅れという反応で、首を振るった。「たとえ能力が暴走したって、お前はヒーローになれるさ!俺はお前の味方だ」とルビーは言い、ヘルトは「そっか、ありがとう」と少しだけ明るい声で応えた。


「これから事件解決を始める。まずは名前からだな。今の名前じゃ活動しにくいだろ」とルビーは言う。「そこで俺が考えた名前だ。「ズイレン・イノセンテ」とかどうだ?結構かっこいいと思うんだが」と言った。ヘルトは「確かにいいかもね、じゃあそう名乗ることにするよ」と意味も知らずにヘルトは応えた。


しばらく歩いていると、海に倒れている1匹の龍を見つけた。大体1.6mくらいの金色の龍で、家の中に2人で運ぶのに苦労はしなかった。


しばらくして龍は目を覚まし、人間の姿になった。金髪で金の目をしている美しい少年だった。「ここは…」と呟き辺りを見渡す様子だった。

「目が覚めたか。俺の名はルビー・コランダム。お前さっき海岸に倒れてたんだよ。で俺と、その隣に居るズイレンが救ってくれたって感じだ。」とルビーは挨拶をする。

「私の名前はルビーが言った通り、ズイレン・イノセンテだよ。」とズイレンも挨拶をした。


「僕の名前は…霊獣コウ、でも記憶が何も無くて…何でここに居るかもわからないんだ」と少年は言う


「記憶喪失か。ズイレンと同じような状況だな。ズイレンも過去3年間の記憶が無いんだよ。」


「そうなんだ。僕と同じだね、でも僕は本当に過去の記憶が全部消えてるんだ」


「そうなの?この前にどこに居たかも覚えてない?」


「そうだね、覚えてないな」


「なあ、お前も俺たちの仲間にならないか?きっとそのうち記憶を思い出すかもしれないし、事件解決の仲間が欲しいんだ」


「分かったよ。僕も参加する。」


コウが事件解決に参加し、仲間が増えた。


「よし、これで仲間3人目だな!じゃあ事件解決に行くか!」とルビーは言うが、「事件解決と言えど、どの事件を解決しに行くの?」とズイレンは問いかける。


「うーん…街に出て情報収集だな。でもこの服じゃなぁ。それに俺の耳も隠したいし」とルビーは困っている様子である。


「そっかぁ。私は特に何もないから良いけど、2人の場合はそこが引っかかるか…」

「じゃあ、衣装生成するか!買いに行くのもあれだし」

そう言いズイレンが能力を使うと、2人の服が変わった。しかもちゃんと似合うように設計されている。

ルビーは茶色と赤のキャスケットに横縞のTシャツに茶色のジャケット、緑色の半ズボンに紅色のスニーカー。コウは黄土色のパーカーに黒の半ズボン、茶色の小さいバッグに茶色のブーツという感じだ。それには少しだけズイレンの趣味も出ているみたいだった。


「おお!ありがとなズイレン!じゃあ行こうか。準備もできたしな」とルビーが言うと、おー!と全員が気合を入れた。

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人物紹介


ズイレン・イノセンテ

ヘルトの偽名であり、地上での活動名。この名前には冤罪という意味がある。


霊獣コウ

過去の記憶が無い少年。全知の能力を持っており、めちゃくちゃ頭が良い黄龍

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場所は東京。ここなら何か情報があるだろうと思ったみたいだが、ルビーは言い出す。「知り合いの情報屋が居るんだ。ついて来てくれ」と


向かった先には「キジャーの情報屋」と書かれた看板があった。その建物に入ると、角が生えた少年か少女か分からない人物が居た。


「キジャー!久しぶりだな!」とルビーが呼びかけると「ああルビー、何かあったのかい?どうせ事件解決だろう。前からやろうと言っていたしな。他の2人は…前言ってたヘルトとコウ様じゃないか。」と言った。


「ああ、僕の名前はキジャー。情報屋をやってるんだ。よろしく。」とズイレンとコウに自己紹介をし、早速と言ってある事件の情報を話し始めた。


「なあキジャー、いい事件なんか無いか?」


キジャー

「言い方をもう少しなんとかしろ…まあ一応あるが、天界の裏に悪魔界という場所があるのは知っているな。そこの崩壊が始まっているんだ。それを止める必要がある。天人2人と龍1人か…まあ悪魔と仲が悪いのは天使だけだから大丈夫だろう。」


ズイレン

「そうですね、私は悪魔は大丈夫です」


キジャー

「それなら良かった。じゃあそこの事件解決に行ってくれ。今はそれ以外に大事件はないからな。奥にワープ装置がある。それに乗って行け」


「なるほど、ありがとなキジャー!それじゃあ行ってくる!」と言い、2人の手を引っ張り奥の部屋に行った。だが数分後に「すまんキジャー、使い方わかんないから教えてくれ!」とルビーが飛び出してきた。


キジャーは「全く…何で僕の知り合いは話を聞かない奴ばかりなのか…」と呟いた。


________________________

人物紹介


キジャー

ルビーの知り合いの情報屋。その情報量には皆が驚く。知り合いには話を聞かない奴が多いらしい。


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悪魔界に出発したが、炎に包まれている為暑いと言いながら歩いていると、ある少女に声をかけられた。


「おい!そこのお前ら!俺と勝負しろ!」


その声が聞こえたが、ルビーは「こんなガキンチョに絡んでる暇なんて無い。早く行こうか」と言い捨て無視しようとしたが、少女は前に出て言った


「おい!待て!無視するな!そして誰がガキンチョだ!14歳じゃ!」


「え14!?同い年ってマジかよ!」


「驚くんじゃないわ!!そして子供っぽいって言うな!」

「俺の名はノウ・ミール!回復を得意とした、大悪魔様だ!」


「え、悪魔なのに回復が得意なのか?本当に悪魔か?お前」


「俺はれっきとした悪魔だと言ってるだろ!いいか?俺に勝ったらお前達に着いていくが、俺に負けたらここから去れ!ここからは危険だ。あの野郎は悔しいがすごく強いからな」


「あの野郎ってのは今回の事件の首謀者か?」


「そうだ。お前達がただの雑魚じゃあ死んでしまうからな。」


「なるほど、だが3対1じゃあ卑怯だな。じゃあこの金髪とだけ戦うのはどうだ?俺としても実力を見てみたいしな」


「僕は別に良いけど、ノウはどうなの?」


「別にいい。だがそいつが負けたらさっきも言った通りここから去ることだな」


ということで、戦闘が始まった。ノウがコウのところに走っていくと、コウは1本のペンをポケットから取り出しボタンを押すと縄が飛び出てきて、ノウを拘束しようとしたが、それを回避した。


「どうした!その程度か!?」と元気そうに言い、ノウが「レッドフューチャー」と言うと、赤い光線が無数に放たれた。だがコウはそれをかわしていき、ノウに近づき縄を放ち拘束に成功した。


「ここからどうするつもりだ?」と言うが、その顔には焦りが含まれていた。解こうと体に力を入れ抵抗する様子だったが、中々解けない。

コウは手を前に突き出し、「金輝」と呟くと金色に輝く光線が放たれた。


「え!?ちょっと!そんなの聞いてない!!」と言いながら顔面にモロに受けたノウは拘束が解かれた後「いつつ…武器持ってたらそれだけだと思うじゃん…」と言い傷を摩っていた。


「あー分かったよ!お前達に着いて行く!」


「こんなガキいらねーよ…とか言いたいところだが、確かに回復は大事だからな…分かった!お前も仲間だ!これからよろしくな!ノウ」


「これから?この事件解決のみだぞ。まあ面白そうと思ったら着いていくがな」


「身勝手だなお前!」と言うルビーを「まあまあ、今回だけでも回復持ちは頼りになるし!」とズイレンがなだめた。


_________________________

人物紹介


ノウ・ミール

悪魔の少女、身長が低くルビーにバカにされる。悪魔なのに回復が得意らしい

_________________________


「んで、事件の元凶はどこに居るんだ?」とルビーが言うと「お前元凶の場所知らずに行こうとしてたのかよ!」とノウがツッコンっだ。


しばらく歩いていると、「ねえ、あそこに居る青い髪の人は?」とコウが指を指す。その先には、赤いオーラを纏った少年が居た。

「あ!アイツアイツ!アイツが悪魔界を滅ぼそうとしている元凶!」とノウが言った。


「うるさいな。ノウ。俺になにか用か?」とその少年はこちらに語りかける。

「用も何もお前!何故悪魔界を滅ぼそうとする!」とノウが言うと、「さあ、お前達に言ったとてどうにもならんからな。特にノウ、お前に言うわけにはいかん」と少年は口にした。


「むむ…答える気は無さそうだな。じゃあ勝負だ!俺達が勝ったらその計画は無かったことにしてもらう」とノウが言うと、少年は「ああ、分かったさ、それでいい」と返した。


ルビーが剣を持ち構え、ズイレンは自分の剣を生成する。コウはペンを出す。戦闘の準備は完了した。


少年が「レッドグングニル」と言うと、赤く輝く槍が出てきた。それを持ち構え、槍を投げる。攻めていた途中がルビーは避けるが、返ってきた槍に腕が掠ってしまった。


「大丈夫か!?」とノウが近づき、回復しようとすると「これくらい大丈夫だ。それよりお前は攻撃に行け」とルビーは言う


「分かった!」とノウが言うとさっきの「レッドフューチャー」を使い、赤い光線を出した。その光線を少年は当たり、血を流した。


「よくやった!」とルビーが言うと、ノウはグッドサインを出した。

ズイレンが少年のところへ走って行き、剣を振るうと少年はそれを避け、槍を刺す。それをモロに受け、腹に刺さった。


咳き込むヘルトを見てルビーは「大丈夫か!?」とズイレンの腹に刺さった槍を引き抜いてタオルを当てた後、「お前!!」と少年に向かって剣を振りかぶり、ノウはズイレンの傷を回復した。

少年はそれを避け、ルビーの腹に1発入れた。


「どうした。その程度か」と少年が微笑しながら言うと、背後からコウが拘束しようとしており、それに引っかかった少年は抵抗し、拘束を破った。


「結構苦戦しているな。あっけない」と少年が言うと、立ち上がったルビーが「舐めるな!」と言い少年の背後で「ルビーレイン!」と口にすると、剣の先端から無数のルビーの刃が放たれた。

それに当たった少年は吹き飛ばされ、顔に無数の傷ができていた。


そこにズイレンが少年のところに走り、「グリーンレイ」と言い光線を放った。

少年はそれによって倒れ、意識を失った。少年の腹には焼けた跡が残っていた。


まだだ!と少年が言い立ち上がり、「ブラックイルミネイト」と言いかけたとき、ルビーが少年の腹に剣を刺した。「さっきの復讐だ。」とルビーは倒れた少年を見下し言った。



倒れて息が荒い少年を見て「ねえノウ、結構な重症だけど回復しなくていいの?」とズイレンはノウに呼びかけるが、「しなくて良いだろう。それによってまた立ち上がったらどうするんだ。」とノウは答えた。

「ノウの言う通りだ。それに技の使用で疲労している俺達が復活したコイツに勝てるかと言われたらどうだ?」とルビーは言い放った。


「ま…待て…質問がある…ノウをどうやって仲間に入れた」と少年が問う。ノウは「ただ事件解決の協力をしてもらっただけだ。まだ特別な関係ではない」と答える。「そうか…」と言い、意識を失った。


「でも安全な場所には運んでおいた方がいいんじゃない?」とコウが言うと、「しょうがねえな〜じゃあ、あそこの木のところに運んでおくか」と言い、ルビーは少年を枯れた木のところまでおぶって行った。


「じゃあ、帰るか…じゃあな、ノウ…」と言いかけたところで「待て!」とノウはルビーを止める。

「俺も着いていく!お前達との旅は面白そうだからな!またこんな感じで事件解決をやっていくんだろ?それに、お前達の中に回復持ちは居ないらしいからな。」とノウは言った。


「おお!それは頼もしい!これからよろしくね!ノウ!」とズイレンはノウと握手をした。


________________________

人物紹介


少年

名前不明の少年。悪魔界壊滅に関わる事件を起こす。ノウを気にかけているらしい。

________________________


家に帰り、4人はある話をする。

「僕からの提案なんだけどさ、この4人で組織として活動していかない?それで何でも屋みたいなことをすれば、沢山の事件を解決できる気がするんだ」とコウが提案する。

ルビーは「いいなそれ!」と言い、組織名は何にするかを考えようと言った。


「世界の事件、バグを解決していく。で「デバッグ」とかどう?」とズイレンが言うと「名案だな!それにしようか!」とルビーは言った。


ここから、デバッグの活動、そしてヘルトの物語が始まる。

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