episode18~織田信長~
episode18「織田信長」
1582年、天下統一を成し遂げようと模索している武将・織田信長は安土城にて、家臣の柴田勝家と2人きりで話していた。
信長「なぁ勝家」
勝家「はい」
信長「いよいよ天下を収めるときじゃ」
勝家が笑顔で
勝家「いよいよ。目の前でございますな」
信長が満面の笑みで
信長「そうじゃ」
勝家「すいません信長様」
信長「どうした?」
勝家「厠で行きたいんですが」
恐る恐る言った勝家。すると信長が笑顔で
信長「漏らさぬうちに行け」
勝家「はっ」
勝家が急いで向かっていく。
信長が少し寝ようと思い、目をつぶると、奥からとある織田家家臣が
家臣「おーい」
信長がゆっくりと目を覚ます。
家臣「誰かいるか?」
信長が大きな声で
信長「何事じゃ」
すると家臣が部屋に入ってきて
家臣「あっなんだ信長か。そこにいたのか」
信長「へ?」
開いた口が塞がらなかった。今こいつは俺に呼び捨て及びため口をした。戸惑いながら
信長「ちょっと待って」
家臣「うん?何」
家臣は堂々と信長の前で座った。
信長「お前、俺にため口した?」
家臣「は?いや、お前こそ何俺にため口きいてるんだよ」
信長「は?え?」
家臣の顔は真顔で、冗談には到底思えなかった。
場は変な空気になり
信長「いやさ。俺を誰だと思ってるの?」
家臣「は?信長でしょ」
信長は怒るどころか、少し動揺しながら
信長「俺さ。もうすぐ天下統一するんだよ?」
家臣は少し半ギレで
家臣「何、それ自慢なの?」
信長「自慢?」
信長はつい声が裏返った。なんて言ったらいいかわからずにいるところ、勝家が帰ってきた。場を察したのか
勝家「どうかされたんですか?」
信長「いやね。こいつ俺に呼び捨てとため口聞いてるんだよ」
勝家「それはまことですか?」
信長が初めてキレた。
信長「無礼だ。そこにいる奴だってあれ」
既に家臣はいなくなっていた。
信長「あれ」
勝家が周りをよく見て
勝家「それどういう奴でしたか?」
信長「いや、青の袴来てたぞ」
勝家「ちょっと探してきます」
勝家が部屋から出ていく。
すると、また家臣が入ってきた。
家臣「勝家行った?」
信長が真顔で変な間を開けて、大きな声で
信長「おい勝家。ここにいるぞ」
家臣が慌てて逃げていく。信長が不気味な笑顔を浮かべてから
信長「俺に逆らったの。あいつが初めてだよ」
~終~




