episode11~秘密の会議~
episode11「秘密の会議」
とある日の事。会社員の男性社員はオフィスで、上司と話をしていた。
社員「え?書類を社長にですか?」
上司「あぁ。大事な書類なんだ。俺はもうすぐ出張に行かなきゃいけないからな。代わりに頼む」
社員は少し不安げな顔をして
社員「社長室に行けばいいんですよね」
上司「あっそれなんだけどな」
上司が社員に近づき、小言で
上司「地下に行ってくれないか」
社員「地下ですか?」
上司「あぁ、そこに社長がいるから。あっあと、副社長と取締役と顧問弁護士がいるから、気を付けろよ。どうやら秘密の会議らしいからな」
社員「え?そんな重役がですか」
上司が急いだ口調になり
上司「すまん行かなきゃいけない。とりあえず頼む」
上司がそのままオフィスを出ていく。
社員は、地下に恐る恐る足を踏み入れる。すると、奥の方から声が聞こえ、ゆっくりと一つの部屋に入ると、そこには何故か麻雀をしていた重役たちがいた。
社長「あぁ、まだか。リーチなのに」
副社長「まだまだですね」
社員「何してるんですか?」
4人の重役は驚きながら、社員の方を見る。
弁護士「君、いきなりなんだね」
取締役「失礼ではないか?」
社員「すいません。社長に書類を渡しに来ました」
社員が社長に書類を渡す。
社長「あっ悪いね」
社員「それより、何してるんですか?」
副社長「見てわかるだろ。役員人事の会議をしている」
社員「いや分からないですよ。どう見ても麻雀してるにしか見えませんよ」
副社長「なんと無礼な。私たちは麻雀で人事を決めているのだ」
社員「は?」
半分キレそうに言い、重役たちは少し怯えた顔をして
社長「よし、続きを始めよう」
社員「いや始めるんかい」
重役が再び麻雀を初める。すると取締役が
取締役「ロン!来たー」
残りの3人の重役が一斉に悔しがる。
弁護士「クソ―」
社員が困惑した顔になり
社員「いや、何がクソなんですか?」
社長「よし、明日にて社長は君だ」
社長は取締役を指さす。
社員「はぁ?」
取締役「やったー。念願の社長だー」
社員「いやいや、待ってくださいよ」
社長「なんだね」
社員「え?これで人事決めてるんですか?」
副社長「当たり前だろ」
社員は呆れながら、帰ろうとすると
社長「あっ待ってくれ」
社員が少し不機嫌になりながら振り向き
社員「なんですか?」
社長が立ち上がり、社員に近づき
社長「常務呼んできてくれないか」
社員「嫌です」
そのまま去って行く社員
変な空気になる地下室
副社長「私が呼んできます」
副社長が部屋を出ていく
弁護士「あの、私がいる意味は?」
社長「特には」
~終~




