魔物を討伐しに行こう 冷美視点
久しぶりだな。冷美だ。
とりあえず今の状況を説明しよう。ステータス確認が終わって、今から魔王と戦うための練習とか言ってゴブリンの森、とか言う森に来ている。なぜだ。なぜいきなり実戦なんだ。
事の始まりは数分前……
「…終わりましたな」
「おう、今回の勇者は優秀だな」
「そうなんですか?」
「まあな。今までの勇者達でもLv1でステータス能力値は大体500前後だったしな」
「でも油断は禁物ですよ?」
「うむ、そうじゃな。あ、あとLvの事なんじゃが」
「なんですか?」
「Lvを上げるためには相手を倒す必要があるんじゃが、気絶や失神などでは駄目じゃ」
「まあ、さっき準を冷美が気絶させたしな。それでもレベルは上がんなかったしなw」
「笑うなよ…」
「はい、話題戻しますよー」
「相手を倒す…つまり殺すという事じゃ。殺せば魔物、人間も殺せばLvは上がるんじゃ」
…まじか…
「だからそれで、殺人をする輩もおるんじゃ」
「でも、経験値とかの差はあまり無いんじゃ…?」
「うむ。Lvが高いとそれなりに経験値も多いんじゃ。狙われるのは主に子供や、冒険者で病気だったり、怪我をして引退したたやつだったり。Lvが高い凶暴な魔物よりも人間の方が狙いやすいと言う奴もいる…ですから、勇者殿達はしないで下され」
「いや、殺人はしませんけどね」
「勇者様はしないと思いますが、一応念の為にです」
やったやつがいるのか…?
「分かった。それで、行くのか?」
「え?行くってどこへ?」
「Lv上げの為の魔物討伐にだよ」
「勇樹様!それはまだ早すぎます!」
近くにいた兵士が叫んだ
まあ、叫んだのはこの部屋が広過ぎるだけなんだけど。
兵士は端の方にいるから叫ばないと聞こえないんだよな。
「魔王が復活するのはいつか分からないんだろう?じゃあ早くLvを上げないとこの国がいつ滅ぶか分からないじゃないか。」
「…勇樹なのに正論…だと…!?」
「冷美は俺達の評価をどんだけ下げたら気がすむんだよ」
「死ぬまで」
「勇樹様が死んだら、あんたを殺してやるわ!」
怖っ。
どんだけ好きなんだよ…
「と、いう事でサーデルさんよ、俺達は魔物討伐して来るわ」
「え、ちょ、ちょっと!待って下さいよー!!まだ戦った事もないのに護衛すらつけないで魔物討伐は自殺行為ですよー!!」
「ゴブリンとかスライムあたりなら大丈夫だろう」
「そうやって油断してたら返り討ちにされちゃいますよー!?」
「大丈夫だ、問題無い」
「死亡フラグいただきました☆」
「準、その旗らしき物はどこから取り出した?」
「このクラスさ、よく死亡フラグチームって呼ばれてるから用意しといた」
「すまない、それ初耳だ」
なんだよ死亡フラグチームって
作「やっとおまけコーナーの一言目を取り戻せたよ」
勇「それよりさ、俺達思いっきり死亡フラグ立てたよね?」
作「うん」
勇「俺達死なないよね?」
作「さあ?」
勇「不安になってきた」




