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Ⅺ
僕の身体が治ったのはあれから二日後だった
腕が生えてきた時の不快感は絶望的だったが、動くようになって本当に良かった
僕は起き上がり、着替えを始めた
適当にあった白いパーカーを着込み、僕はソファーに腰掛けた
これからどうするか
これが、王道のジュブナイルなら雪羽を助けに行くべきだろう
だが、雪羽は僕を殺そうとしたのだ
確かに僕は殺されるべき存在であるが、正直に言うと死にたくない
死にたいなんて思うはずが無い
だが、雪羽と僕はいずれ戦うべき運命をたどるのだから
だけど、雪羽は
雪羽は………
剣を止めてくれた
その剣を止めて「できない」と言ってくれた
そして、彼女は僕を支えてくれた
落ち込んで、拒絶した僕をうっざいフォローで励ましてくれた
おかけで元気が出たし笑うことが出来た
それに彼女は──
──僕を憎むべき悪魔ではなく、ひとりの駒形涼として向き合ってくれた
素直に悲しんでくれた
あぁ、そうだ
親すら見捨てた僕をいつも見舞いに来てくれたのは雪羽だったじゃないか
景色が一変して真っ白な殺風景なものに変わった
「ねぇ?雪羽ちゃん守りたい?」
真っ白な誰かが僕に語りかけてくれる
「もちろんだ」
僕は記憶を遡るが彼女が誰かわからなかった
「なら、一番古い廃校場にいけば?」
「え?」
景色が元に戻った




