11/17
Ⅹ
雪羽は剣を僕に向ける
早くして欲しい
「出来ない…よ」
雪羽は剣を落とし、膝をついた
「もういいや」
赤嶺は立ち上がり、腕を振り上げた
「戻ったら懲罰だ」
その瞬間雪羽の頬をひっぱたき、意識を奪う
そして、赤嶺は雪羽の剣を鞘に収め、雪羽を担ぐ
「次は適当に殺してやるよ。悪魔」
部屋の破壊された大穴から赤嶺は消えた
僕は頭の暴走回転が急停止したことから冷静に戻った僕の痛覚は再び開始された
だから、すごく痛い
何故かは知らないけど体の傷より傷の付いていない胸がすごく痛かった
「なぁ、雪羽」
雪羽は天井に吊るされ、自由を奪われていた
「懲罰は俺の自由らしいんだとよ」
赤嶺は楽しそうに鞭を磨き始めた




