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あなたは異世界に行ったら何をします?~良いことしてポイント稼いで気ままに生きていこう~  作者: 深楽朱夜
第020部 みんなで楽しむのが祭りです/邪神と鬼人は舞い狂い

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第04話《××××××》偏 みんなの在り方・選択・邂逅・他者の在り方ⅰ

第04話《××××××》偏 みんなの在り方・選択・邂逅・他者の在り方

「わ、すごい大穴。水が落ちてる…あんなすごい物があったんだ…ずっと家の周辺でしか行動しなかったから……」

《異空鳥》からいきなり転移されて来てしまった世界を見下ろす継士、一面の何処か人工的なジャングルだが継士は魅入られていた。

「ほい、軽く茶と菓子」

「ありがとうございます、いただきます」

「朝から夕方までって大変だねー行ったり来たり」

「はい、もう2年も経つのに慣れないです。学校とか不登校だったし母さんは再婚したから騒ぎにはなってないんですけど……でもこうやって上から見て生物殆どいない静かな世界なんだな、ほんとって思うと急にいきなり来させられて驚いたし怒りもしたけど自分に向いてるのかもって思いました」

「この世界は不安定過ぎる、安定させた方が良い」

「佳月の言う通り、それには父上たちの力が必要だな」

『も!』

懐記がテーブルにお茶とクッキーを置き継士が座って食べ始める、食事は日本から持ち込んだお弁当やカップラーメンを食べて過ごしているらしい。

佳月は座って外を眺めこの世界は不味いと言いイフタークも同意する、神々からは少し待って欲しいと返答が来ている中、もちゃが片手を挙げた。

「緑の犬ぽくて可愛いけど、もちゃってまおう?なんですよね」

『も!』

「もちゃさんが大地を安定させてくれるそうです、この世界の大地は大地の振りをしている……簡単に言ってしまうとこの世界は仮想空間のような世界です」

「ん、外神君の意見が正解。この森の幕を剥がせば何もない空間とあの大穴が空いているだけの世界。シンプル」

「ええーそんな……でも、なんとなく分かります。オーナーが……そうだこれ使ってみます!オーナーが緊急な事が起きたらこれを使えって……緊急?」

「黒電話じゃん、家で使ってたわ」

「うわ、懐かし」

「この黒電話、1回使い切り」

「わー初めて見ました」

「それもそうですね、でもその敬士さんが持っている巾着袋は……」

「これですか?オーナーが貸してくれたんです!すごいですよねファンタジーですよねーたくさん物が入るんです。でもこの黒電話1回だけか、今使わなくてもいいかも。どうせ夜に日本に帰るし」

もちゃが任せてと言わんばかりに胸を張る、そして外神がこの世界の根本を告げ佳月もそうだと同意する。

継士はこの世界が仮想空間に近いと言う事にしっくりくる、全てがなんとなく非現実的なのだ、ゲームのような世界にいきなり来たと思った方が納得出来る。

オーナーから渡された黒い巾着から朝渡された黒電話を出すと、懐記は祖母が亡くなるまで家で使っていたと言い蒼夜も口元を押さえ懐かしむ、佳月は冷静に1回だけのアイテムだと言う。

外神は継士の手元の巾着袋に注視し佳月はすごく便利だと言う、外神は無言無表情で固まった。

「外神っち、どした?」

「日本に魔力はほぼありません、その巾着袋は異界の魔法で構成されています……それが成し得ることが出来るとするならば…そのオーナーという方は……」

「気になる感じね、佳月っち、外神っちなんとかオーナーと緊急以外で連絡とか取れそ?」

「敬士君、今持ってるスマホってどれだけ使える」

「動画とか写真は撮れますけどそれ以外は出来ないです、電波とかも無くて圏外です」

「ん、次元魔法または次元魔術の領分。黒電話見てもいい?」

「はい」

外神はそのオーナーが何者なのか確実に人ではないだろうと思う、佳月は黒電話を手に持つひんやりとした見た目よりも軽い物、受話器をテーブルに置きひっくり返す。

「………これ」

「ん?どうした?底に何か刻まれてる、これが連絡手段の元か」

「読めない、ありがと。そのオーナーと直接連絡取りたいって言ってみて」

「分かりました、あ、そうだ、日本で欲しい物とかありません、ここの世界の物を採取したり加工したりして色々売ってちょっとお金あるんですよ。欲しい物があれば」

「酒、オーナーに仕入れて貰って欲しい、後でリスト作る。そのオーナーに買い取りしてるか聞いて」

「んー俺は別にないかなー」

「調味料関係、俺もリスト用意するわ」

「異界の食べ物やアイテムが豊富にあると伝えて下さい、魔力を必要としない物もありますから」

「僕もお願いします、文房具とか…欲しいです」

黒電話の底に刻まれた陣は誰にも読めない、ならと継士は話題を変えて日本から欲しい物を買ってくると言うので、蒼夜と外神以外はさっそく頼む事にした。

「みなさんも、欲しい物とかあれば」

「食べ物かな、なんかそっち特有の。大体懐記が作ってくれるし」

「なんか、本でみたケーキとか?」

「本場の餅!」

懐記たちの話しを聞いていた面々も主に食べ物を希望する(とくにイフターク)ノイズやエレ、ギーギスはそれだと悪いからと継士の手伝いを買って出る。

「僕、継士のお手伝いする」

「俺もー結構器用だよ」

「俺は採取するよ」

「私も採取を手伝おう」

「俺も俺も」

「わ、本当ですか?沢山稼げそうですね!けっこう売れてるんですよ」

イシュターとジラも手伝いをしてくれると言うので、継士はいつも使って物を採取がてら皆で家に戻り取りに行く事にした…。


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