表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
あなたは異世界に行ったら何をします?~良いことしてポイント稼いで気ままに生きていこう~  作者: 深楽朱夜
第020部 みんなで楽しむのが祭りです/邪神と鬼人は舞い狂い

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1394/1394

第05話《××××××》偏 みんなの在り方・選択・邂逅・他者の在り方ⅰ

第05話《××××××》偏 みんなの在り方・選択・邂逅・他者の在り方

「レジンやらキーホルダーに素材をそのまま売る、なるほどこれは売れるな。素材はタダ…その上唯一無二だし」

適当に継士の家に向かう道すがら採取を行い継士の道具が普段使っている道具を《異界鳥》に運び皆にやり方を説明していく、作業が始まり蒼夜がこれは儲かるとブツブツ考えている。

「おもしろーい、この透明な液体を入れてその紫色の光に当てると固まるんだ、綺麗だね」

「木彫り細工って何でもいいのか?」

「はい、紐を通す穴をキリ空けるてネックレスとかキーホルダーとかに出来ますし。外神さんのおかげで花もすぐドライフラワーとか押し花に出来て幅が広がります」

『初めてのハンドメイド入門』という小学生でも手が出せる内容の本を片手に継士は笑う、フェシェスタやイシュターは片に敬士が集めた押し花を閉じ込めレジン液を流し硬化した物を興味津々で見つめ、フォンとジラとギーギスは彫刻刀で木彫り細工を行う。

エレとノイズとイフタークは佳月に教えて貰いながら拾った綺麗な石や外神達が持っていた石等を使い丈夫な組紐でマクラメ編みにしてネックレスしていく、採取した植物で染色をしようともしたが煮ても鍋の鍋の湯の色は透明な上、植物も萎れたりもしない、益々自然の植物とは遠ざかっている。

「虫すらいませんね、日本に運ばれる時は浄化魔法などを掛けて隠蔽してしているみたいですね」

「ま、日本に異世界の植物なんか行ったら大騒ぎだしな」

「後はそのオーナーの手腕て感じね、みんな昼飯食って」

懐記と櫂浬がミートソーススパゲティにパン、サラダとスープを少し離れたテーブルに用意してくれ皆そちらに移動して『いただきます』と声を揃えて食べ始めた。

「おいしいです、なんだか給食みたい」

「そ、ちょっとぽくしてみた」

継士が昼食のメニューがなんとなく給食みたいだと言い懐記も頷く、レトルトやインスタントから遠ざかりこの2年は住まわせて貰っているオーナーの店の同居人達が用意してくれる食事や弁当を食べ夜は12時過ぎに寝て朝は6時に起きる健康的な生活を送り……こうして他の世界からやって来た懐記達にも会えた……後でオーナーたちにも話そうと思いなら綺麗に少し量の多い昼食を完食した。


「あ、もうこんな時間。俺、日本に戻ります、また明日7時に」

「ん、オーナーによろしく」

「はい」

『おやすみ』

「…はい、おやなさい」

腕時計のがぴぴっと夜の6時55分を教えてくれ、敬士は作った物を黒い巾着に入れ挨拶を交わす、みんなが優しく言ってくれるので継士はなんだかむず痒い気分になり頭を下げてふらと全員の視界から消えていった。

「何も痕跡がありません、魂だけが来ている訳でもないのに…途方もない僕が理解できない何かで日本に帰って行くんですね」

「ん、あれは彼だけにしか出来ない。別に帰りたいという気持ちが無いから調べる気が起きない」

「……僕もそうです」

「あーなんか久しぶりにこんなに集中したなー」

佳月は帰りたいという気持ちが無いからどうやって継士が帰っていくのか解りようがないと言い外神も同意する、蒼夜は背伸びをしまた明日も会えるしと軽くストレッチを行う。

「ここ、夜が遅いんですね。日本時間の夜7時だからやっぱり異世界の時間の流れとは違うんですね」

「夜のない世界かもしれない、よし夕食だ」

櫂浬がまだまだ明るい外を見て陽が沈むのが遅いのかなと呟きイフタークはちらと外を見て夜がない世界なのかもしれないと言い、佳月と外神は本当に側だけ取り繕った世界なのだろうと思う。

「晩飯はすき焼き」

懐記が夕食はすき焼きだと、鍋を用意し切った野菜や肉を並べていく、みんなが手分けして準備を始めていった。


「おかえりないさい」

「もどりました!大変ですオーナー」

「ああ、忙しかったようですね。それと会いましたか?」

「はいっって……ほんとうにオーナーってなんかすごいですね」

「ふふ……驚いて褒めても…なにも出せません。今回は買い取る側ですから」

オーナーは相も変わらず1階の雑然とした店の奥のカウンターに座っている、オーナーに話しをしようとすればいつも通り何もかも分かっているような様子で嗤っているので継士は一旦落ち着き今日起こった事を話す。

「そうですか、継士さん。異世界に召喚された彼らに疑問を持ちませんでしたか?」

「ぎもん?なんであの世界に来たとか……違う、誰も日本がどうなっているのかとか、家族の事とか……家の事とか……聞いてこなかった。必要な物も食べ物くらいしか」

「そうですか、彼らの日本での家族や家の事とか調べる事も出来ますと伝えといてください。因みに継士さんがいる世界で私と彼らが会話をするのはあの黒電話以外方法はありません、今はと言っておきます。食べ物等が必要なら勿論用意しますよ」

「はい、ならこれを皆で作ったので」

「沢山ありますね、素晴らしいです。このメモの物は明日の朝までに用意します、本日もお疲れ様です、夕食はいつも通りです」

継士は少しだけ考える、日本にいたくない人だっている、外神達もそうなのだろう。

懐記達が書いたメモをオーナーに渡しオーナーはそれを開いて頷く、継士は黒い巾着から皆と作った物を出しオーナーは喜ぶ。

明日外神達と話す内容など、聞く事などをスマホのメモ機能に纏め2階へ向かっていつも通り夕食が置かれたテーブルに座る。

「異世界……もう戻れない…戻れる俺って…すごく恵まれているのかな……」

テーブルにはすき焼き風の煮物と漬物、味噌汁とご飯に漬物と冷蔵庫にからラップを被せたメロンとお茶を出し食事を始める、他の住人達はもっと遅くに戻ってくるから今は2階には今は継士ししかいない、静かだ。

あんなに大人数で食事をしたのはいつ振りだっけとすぐには出て来ない、明日が楽しみに思えるのも久しぶりな気がする、いつもは不安ばかりだからだ、明日も色々皆で作ったり話しをしたりしようと継士は笑った……。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ