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あなたは異世界に行ったら何をします?~良いことしてポイント稼いで気ままに生きていこう~  作者: 深楽朱夜
第020部 みんなで楽しむのが祭りです/邪神と鬼人は舞い狂い

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第103話 festival:64≠父よ子よ子らに祝福を31

第102話 festival:63≠父よ子よ子らに祝福を31

「これで終わりとはいかない…か」

「そうだね……」

「おーい、みんな!木彫りの子達の支配権奪ったぞ!」

『流石は崇幸さん』

繋がった空間でコーデルリングが眠ったのを見届け、千華の魔王とメシュレラが手首を斬り落とされたニルとソカを拘束し、イザラとイデアがジキニとラビに剣を向け動きを封じタナトスが目を光らせる、千歳と大河は一先ず場が落ち着いたのかと思っていると崇幸が元のサイズに戻した木彫り人形達を連れて千眼と共に笑顔で戻ってくるので声を揃えて流石だと感嘆とした。

「こっちも……一件落着とはいかないか、その子達の怪我を……」

「逃げたり…」

「こっちに危害を加えられても困るからな…すまないがもう少しこのままだ」

「当たり前だろ、親父たちを困らせやがって」

「許さない」

大河の言葉にイデアも頷きイザラは殺意高めに睨む、彼らからは戦意は喪失していた。

「僕達の敗けだね」

「敗者はどんな罰も受けますよ、ですが、それは私とリーダーだけで。ジークニキア、ニーベルゲイン、ソーレラース、彼らは私達に唆されて加わっただけなので」

「ちょっと、それはないんじゃない?」

「うんちがう」

「そう自分の意思でやった」

ジキニが両手を上げラビの背に自分の背を預ける、ラビはコーデルリングと共謀し他の3名は主犯ではないと言うがジキニとニルとソカはそんな事はないと言い、互いに互いを庇い合う。

「友情だね、僕達には君たちを裁く権利はないよ」

「ああ、グリに任せる」

「そうだな、っとゴーレム達が欲しがっているから木彫りの人形は貰うけど」

「救世主って偽善者達の集まりなわけ?ここまでやった僕達にそんな反応なの?」

「ジークニキア、彼ら救世主に我々魔人の事は分かりませんよ。解って欲しいとも思いません」

ジキニは呆れラビは崇幸達と自分達には大きな隔たりがあると告げ、オフィスビルからコーデルリングを抱え蒐集家と共にファズラファールが降りてくる。

「ブロッカさんも《共食い》でしたね、今は眠っています。ちょうどいい所に魔人の肉がありますね、これを彼らの餌にしましょう」

「おい」

蒐集家が嗤い地面に落ちているファズラファールが斬り落としたニーベルゲインとソーラカースの手を引き寄せ嗤う……チリン、大河がその物言いに眉を顰める。

「彼らには通常の食事と我々の血肉も必要だ、私も彼らに自分の血肉を提供しよう」

「おい、そんな事したら親父が悲しむだろ。じーさん無茶をしてるって」

「うん、こいつらの肉を使う。おじいちゃんは父さんの側にいて」

「う…孫たちがとても優しい……」

ファズラファールが《共食い》の下位の魔人たちに自身の血肉を提供すると言うとイデアとイザラかもう反発を受け、その父親思いの孫の優しさに深く感動する。

「そうだ、グローリー君のお父さん…ファズラファールさん、以前僕が貰った樹を使って下さい」

『千歳、その樹は私達が調整します』

『今回は申し分けなかったな、手が出せず…』

『《共食い》……これは…魔人の軋轢…』

『今後もこういう事例が増えるなのです』

「神々か、声を聞けて光栄だ。私は最上位魔人ファズラファール・ネバイデンだ」

『……魔神皇グローリーの父ですね、貴方の絡み付き雁字搦めになった呪いは……こちらでも負荷を負いましょう。千歳貴方の収納から樹を出して下さい』

「分かりました」

収納空間から以前入手しそのままにしていた樹を出せば掌大の瑞々しい葉が生い茂る木へと変化していた、どうやら神々が容を変えてくれたようだ。

『それを魔神皇の父の体内へ、それが呪いを吸い成長していくでしょう。以前に比べてスキルや能力は落ちますが』

「感謝する、子供達の側にそして孫達の成長を見られるのであれば何をも犠牲に出来る」

『貴方たち魔人の思考や愛、それは時に危険を孕む思想ですが……その献身に溺れてしまわぬ事を願います』

ファズラファールの家族への思想、神々は戦きながらもその愛を否定出来ない。

「私の感情は私の物だ、さあ、救世主殿…頼む。もう子供たちの泣く声を聞きながら眠り続けるのは御免こうむる」

「分かりました」

掌の中で淡く輝く神々の手で弄られた樹をそっとファズラファールの胸元に近づける、この樹がどうなるのか分からないが感覚は何故か理解している。

樹がファズラファールの内に波紋を生みながら吸い込まれて行く、溶け込むように消えてファズラファールが深く息を吐いた。

「その樹が馴染み呪いを吸い上げていきますよ」

「ああ、分かる」

「よし、色々話さないといけない事や知りたい事も沢山あるだろう。彼らの手も治療したいし、これからの話しもしないとな。アドゥリス君たちの方の話しも聞きたいし……」

「なら、アドゥリス達の方は俺とこいつが」

「ファズラファールさんや彼らの事は僕とラジカで」

「分かった、俺は彼らが連れてきた人たちや魔人の治療を手伝おう。エリュエルさんたちと話しをしないとな」

決着が着いためでたしめでたし……だけでは終わらない、後処理はまだまだ続く、アドゥリス達には大河と蒐集家が、ラズ達は千歳が、そして彼らが連れて来た人質となっていた子供たちと下位の《共食い》の魔人達の治療はエリュエル達と崇幸が行うと言い舵と燈火も手伝いを買って出てくれた……。



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