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あなたは異世界に行ったら何をします?~良いことしてポイント稼いで気ままに生きていこう~  作者: 深楽朱夜
第020部 みんなで楽しむのが祭りです/邪神と鬼人は舞い狂い

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第100話 festival:61≠父よ子よ子らに祝福を28

第099話 festival:60≠父よ子よ子らに祝福を28

こちらは膠着状態のアドゥリス達、コーデリングは明後日の方を向きラビ達から届いた声にどうするか思案し、切り捨てる選択を取る、最初に立てた計画を遂行する事に尽力を尽くしたい………所だが…。

「此処に来てファズラファール・ネバイデンか…《テレンシオ統一帝国》から超長距離転移か、息子への思慕だけで来たのか、愚かな」

「ファズラファール?まさか彼が来たのか!?無理だ無茶だろう……」

「ま、彼ならば祝福の呪いを受けても来られるでしょうねーあーはははーおもしろーい」

コーデルリングが吐き捨てアドゥリスがその何目を見開きキリタスからフゥへと変わった魔人が愉快そうに腹を抱えて笑う、《墓守》が出した《骨剣》が下位の魔人達を絡め取り動きを封じる、その場にいる《アタラクシアの青》エリュエル達4名はフゥと言う名の魔人の異常性に身構えた。

「あの魔人…の禍々しさは……4千年前のどの魔人かによりますが……此方の敗北も在り得ますね」

「どの名持ちだとしても彼方がやる気を出せばこちらの過剰だと思い込んでいた戦力では足りないかもしれませんわね」

「お伺いを立ててみるか?『名持ちの最上位だとお見受けましすがどなたですか?』って、ここで4千年前の魔人のご登場か……敗けるかもな、どうする?」

「だが、引くわけには行かないだろう。いざとなれば自爆魔法で……いや、あの魔人に有効なのは自爆魔術か……無理だな、今の《アタラクシア》では使えない」

エリュエル達はコーデルリングよりもフゥに警戒心露わな4名、アドゥリスは考えあぐね、蒐集家は嗤いながら前へと出る。

「お久しぶりですうー蒐集家様ーお元気でしたかー?救世主様や支配者様もお元気でしょうか?そうそう、帝から数外個体魔王に降格したそうでー残念ですよねー?あのまま育っていればそれはそれはもう立派な天帝になっていたと思うんですよーでもー弟のイリスさんも奇形ですからーこれで良かったのかもしれませんねー」

「さあ?そんな事よりも何か用があるのでは?何に用があるのかは知りませんが、さっさと済ませて帰るか、久しぶりにメンルェトさんの顔でも見て帰られては?」

「支配者様が美しく健やかに育っているのは識ってますからー。で、貴方が?アタシ如きの用件が分からないと?」

「そうですね、たかが今代の最上位の小間使いをしている方の要件などに思考を割きたくはないので」

フゥと蒐集家の会話、エリュエル達は内心こいつらだけでやり合ってくれないかなーと願った。

「やはりそうか、我々に渡したステータスと外見を変えるこの魔法具に化け物共を大人しくさせたあの香、私達も貴様の掌の上だったわけか。上手く化けた物だな、何処からどう見ても上位の無害な魔人にしか見えん」

「ええー潜入するのが簡単な魔術具とー《共食い》を大人しくさせる為の香にー皆さんを運んだりしてー頑張って働いたんですよー」

「何が目的だ?」

コーデルリングはフゥを横目で見る、フゥの圧倒的強者の余裕を浮かべた顔にコーデルリングは無表情に訊ねる。

「えー目的ですかーそうですねぇーちょっとした興味本位といった所ですかねー新たに誕生した魔人《共食い》が完食(・・)したらどうなるのかー。貴方達がちょうど良かったんですよねー弱いし、コーデルリング様ってけっこう食べられちゃったじゃないですかー完食したらどうなるのか試させて欲しいなー」

「そうか、貴様の目的の1つ程度は理解した。断る」

「ですよねーじゃ、他の《共食い》を使って試してみましょうかー。ずっとずっと、我慢していたしー今は胎に赤子がいるから限界でしょう。起きろブロッカ」

『なっ!?』

フゥがおどけてゴマをするように手を合わせニコニコと首を傾ける、コーデルリングは吐き捨てなら仕方ないとフゥはブロッカの名を低い声で呼び、アドゥリス達が驚愕した。

「ブロッカ!あぐぅ」

「おなか…すいたぁっ!」

「不味い!こっちを捕えておくでの手一杯だ!」

「お、おい!どうするんだ!」

「お腹の子に影響が……蒐集家様、眠らせてください」

「こんなことって!アドゥリス様が……」

ブロッカの目が覚め目を見開くアドゥリスの側に素早く移動し首に腕を回して大きく口を開き首筋に牙を立てる、《墓守》は3名の魔人の拘束で余裕が無く、グーストは狼狽えエリュエルは蒐集家に頼み、カーデュナルはフゥから目を放さないようにしていた。

「効きませんよ、飢餓状態では。どのタイミングでこうなったのかは分かりませんが相当我慢していたのでしょう、少し与えて大人しくなれば薬も効くかもしれません」

「ぐ……そう、そうだったのか……すまなかった…ブロッカ……きづいてやれなくて……いい、好きなだけ食ってくれ……すまない…ごめん…」

首筋に牙を立て食い込むブロッカの頭を優しく撫で痛みに苦しみながらも謝るアドゥリス、ブロッカは正気を失った瞳でアドゥリスを床に倒し獣のように喰らっていく。

「これは魔人などではない、獣だ」

「美しいですねーみなさんもそう思いませんか?完食みたいですねぇーどうなるんでしょうーああー心躍りますね」

「そんな事させるわけねーだろ、頭いかれ魔人野郎が!」

「ふふぅーどうやって美しい夫婦の絆を邪魔するんですかー?させませんよー」

コーデルリングがその光景に嫌悪を抱く、フゥはうっとりとそれを眺めグーストが吼える、ある程ブロッカの腹が満たされたら引き離すつもりだったがフゥが腕にしていた腕輪を1つブロッカとアドゥリスに向かって放ち魔術紋が彼らの足元に刻まれ結界がアドゥリス達と蒐集家達を阻んだ。

「これは魔術具ですね、私達では阻止できません。私でも《アタラクシア》で魔術は使えませんから」

「くっそ!すまんアドゥリス!なんとか……してやるから!」

「ぐっ……すま…ない……」

グーストが結界を拳で叩き、貪られ苦しむアドゥリスが粗く息を吐いた……。


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