表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
あなたは異世界に行ったら何をします?~良いことしてポイント稼いで気ままに生きていこう~  作者: 深楽朱夜
第020部 みんなで楽しむのが祭りです/邪神と鬼人は舞い狂い

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1378/1423

第095話 festival:56≠父よ子よ子らに祝福を23

第094話 festival:55≠父よ子よ子らに祝福を23

《龍皇国》皇都、巨大化し暴れ回る木彫りの動物達、その巨大化した木彫りの人形の腹が開き小さな人形達が住民達に襲い掛かる。

『にゃおん!』

『ヴェリ!』

『にゅみにゅみにゅみ!』

『あっしたちも助太刀します!』

『はい!』

「たまちゃん!みんな!」

皇国の騎士たち、ニジェルガやライガル、フィスたちが木彫りの人形たちの動きを被害が最小限になるように攪乱していく中、崇幸は木彫りの人形たちを壊さないように動きをどう止めたら良いか考えている、そんんな中グローリーの店の千歳が造ったマスコットたまちゃんとヴェリ、ユークス、ネズミ、米助が駆け付けてくれた。

「みんな!あの人形を壊さないように確保してくれ、あの人形達には心が込められているんだ。彼らは優しい子達なんだろう…」

『にゃお!』

『ヴェリ!』

『ゆきさん、あっしたちに任せて下さい!』

『崇幸さんの気持ち受け取りました』

「みんな……」

「ゆき………数が多い……小さい方の動きは私が止める……ゆき……」

「千眼さん、俺に出来る事があればなんでも言ってくれ!」

「………傀儡魔法の上書きを……支配権を乗っ取る……」

崇幸の気持ちを受け取ったヴェリ達が頷き散って行く、たまちゃんはのすのすと障害物を避け巨大化した牛の木彫り人形の動きを止めてくれる。

千眼が黑い蝶の群れを飛ばし相手を攪乱し動きを止め崇幸に視線を向け、崇幸もはっとし頷く。

「ゆき…私は他へ行く……ゆき……崇幸なら…出来る」

「ああ、千眼さんも気を付けてくれ!」

千眼はそう言い残し蝶の群れとなり《龍皇国》の空を往く、それを崇幸は見送り木彫りの人形達に視線を向け腕まくりをし傀儡支配権を乗っ取ってやろうと意気込んだ。


「………」

『グリちゃん!』

「グローリーさん!」

「へいき」

ラビは自分達が連れて来た虚ろな目をした片腕が無い小さな子どもに投げたナイフを使った事がない魔法、空魔法を行使し自分の身体で受ける、ヒヨコが産まれヒヨコはそのまま落下し千歳が掌で受け止めてくれる。

舵と燈火、ジキニの腕の中ののニスムが叫びグローリーは腕に刺さったナイフを抜きラビ達をまっすぐ見つめる。

「話しを聞いて」

「我々が話しを聞くには貴方は弱すぎる、我々が求めているのは最上位の魔神皇です」

「そ、だから、君が諦めるまで僕達は酷い事をするよ。僕達も手段は選ばないよ」

グローリーの言葉にラビとジキニは拒絶を示す、舵と燈火は互いに顔を見合わせ頷き合う。

「なにしてるの?」

「大人しくしててね」

『はーい』

こそこそ背を向けやり始めた舵と燈火に、ニルとソカは声を掛け燈火と舵は声を揃えて愛想を振りまく。

「グローリー下がってください、邪魔ですよ」

「怪我をしたのであればこちらへ」

考えなしに突っ込んでいったグローリーに呆れるタナトスとメンルェト、タナトスはラビとジキニが何を企むまたは狙っているのかを計っていた。


「うええん」

「ナビヤちゃん……大丈夫だよ」

「ああ、エクトもセレネも俺から離れるなよ」

「うん」

「あい」

タナトス達から離れた場所でカーテス達が不安げに見守り、ウォルゾガがエクトとセレネを背に庇う。

イザラ達も手を出せない状況が続き時間だけが過ぎて行く、どうにかしたい所だが千歳も大河も舵と燈火とニスムという人質がいる中迂闊な事は出来ない。

「なんだかあいつらの目的がいまいち見えてこないな、迷っているような気もする」

「うん、迷っているのかもね。でもあの子達は本当に困っているのは分かるよ。魔人だって言っても子どもなんだ、イザラちゃん達と変わらない」

「うえん」

ウォルゾガ達は見守るしかないと、カーテスは腕の中のナビヤをあやしながら状況を見守った。


「これ使っちゃう?いける?燈火ちゃん」

「うん、いけると思う。けど壊れるかな」

「千歳ちゃんの魔法だから大丈夫」

「でもこの辺りは大丈夫かな……」

「魔力を調整すれば大丈夫じゃない」

「そうだね」

こそこそ檻の中でニルとソカの監視の目が有る中、燈火が魔石が連なった腕輪に指を這わせる、この中の1つ渦を巻いている魔石が千歳の破壊魔法を込めた物。

魔力のほぼない舵以外の面子に各自の魔法を込めた腕輪を渡されている為、燈火と舵は一かバチかこれで檻が壊れないかこそこそしていた。

「その檻、空間魔法で歪ませてるから何をしても意味がない」

「魔力のない魔王と救世主油断しないしちゃだめ」

ニルとソカが釘を刺す、だが舵と燈火は振り返りにやりと笑った。

『せーの!破壊魔法発動!』

「え、舵さん!燈火さん!」

「本気か!タナトス!メンルェト、2人を守れ!周囲の彼らもだ!」

「何をやっているんですか舵、燈火」

「不味いのでは結界を張ります、無茶をしますね」

声を揃えて魔石の破壊魔法を発動させ、檻の中の空間に亀裂が入り激しくバキィンと音を立て歪ませた空間が壊れ、檻の格子が膨張していく。

千歳と大河は狼狽えタナトスが深い溜息を吐き首を振る、メンルェトは何が起こるか分からないと檻の周囲に結界を張り、グローリーもまた人質の子ども達と共にラビ達を守る為の結界を張った…。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ