第五章 14話 嵐の前の静けさ
エリカはすでに、ガーディアン・プラムに変化していた……
そして、セレグとともに魔族を倒しながら、別荘の3階部分まで、下からのし上がってきている
別荘は、あと4階部分と、やや小さな5階部分を残すのみとなっていた
「セレグ……ここまで魔族ばっかりで、白新の関係者はひとりもいなかったわね?」
『まあ、上の階に溜まっているのだろうな』
セレグは、エリカとは別に――漆黒の鎧の中で、精神体として存在していた。
――その時に、前の方から、見知った顔が近づいてきた
「おや……お二人さん……」
「いつの間にか、見た目がちょっと変わってますね……」
バルサだった。
『中身もな!』
『今日は、この前の様にはいかないぞっ!!』
と、セレグが答える
「ならば……ちょっと、確かめさせてもらいましょうか?」バルサがニヤリとする
セレグが、エリカへ視線を移す
『エリカは、先に行っててくれっ!!』
『俺は、こいつに用がある!!』
「ええっ……ひとりで……」
エリカは、セレグの様子を見たが……セレグは、バルサをただ直視していた
「わかった!じゃあ……先に行くわっ!」
と、エリカは、通路の先へ顔を向けた
「私だったら……そこの階段を使って、先に上へ行きますがね……」バルサは、セレグを見ながら……独り言の様に、つぶやいた
エリカは、キッとバルサを睨み……階段の方へ向かった
「こっちに、広い部屋があります……いきますか?……」
と、歩き出すバルサに……セレグは続いた。




