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ここが私のシャングリラか最高だな



 キメラには不死身性がある、というのは本当なんだなあと実感した。

 思いっきり踏みつけられて頭部がグシャリと潰されたわけだが、三秒くらいであっさり回復したのである。



「……ドラゴンの生命力なのか素の個性なのかは不明だが、回復速度が随分と優れているね」



 一度殺した事と興味深さによるものか、主様はあっさり機嫌を直して再び泉へと身を沈め、私の頭部を粉砕した際のものだろう返り血を清め直す。

 私は最早茂みに隠れもせず、堂々と泉のほとりに座って主様をじろじろと眺めていた。



「視線がうるさい」


「覗きは駄目だと言われたので堂々と眺める事にしました!」


「…………まあ良いか」



 またぶっ殺されるかもなと思ったが、主様はこちらを一度ちらりと見てからあっさりとそう言った。

 どうやら覗きという不敬行為が気に障った結果の殺害だったらしい。


 ……え、という事は堂々と見る分には全然オッケーって事なのか? は? 何ここ天国?


 主様のサービス精神が高過ぎて血液がぐらぐら煮立っている感じがする。

 実際は面倒臭いだとか諦めだとかがメインのようなのでサービス精神と無縁そうな主様だが、私からすれば最高のサービスタイム。

 そりゃハーレムの王様だって敷地内に良い感じの水場用意してハーレムの女を入らせて眺めるわな。

 そう思うくらいには煽情的だし、清らかでもあるし、物凄く興奮する。

 目を皿にして見逃しが無いようじろじろじろじろと見ていれば、血を洗い流し終わったらしい主様がざばりと泉から上がった。

 私は座り込んだ状態で眺めていた為、堂々と佇んでいる主様を下から見上げる形になり、あの、物凄く最高のアングルです。

 前世の私、さてはありとあらゆる宗教の主神の命を救いでもしたのかもしれない。

 そう思うくらいには想像を数倍以上に上回る最高の光景と状況だった。


 ……まあ前世の私ってのはある意味人間時代の私って気がするけどな!


 一回死んでからキメラとして生まれ変わってるので実質的に転生みたいなもんでありつまり来世。

 前世の私は神的存在に対して思いっきり中指立ててた気がするが、記憶に無いところでパラレルワールド含めた全世界を最善の形で救ったりとかしてたのかもしれない。

 ならば、もうちょっと調子に乗っても良いのでは?



「あの、主様!」


「何?」



 置いてあった袋、洞窟内から泉へ行くまでの間に持っていた袋とは明らかに違うデザインの袋を手に取った主様に、私は言う。



「主様のその素晴らしきお体を私が手ずから拭いても良いですか!? そりゃあもう隅々まで! 一滴の水滴すらも残さないレベルで! 叶うならそのまま主様のお着換えも手伝えたらなあ~なんてうへへへへ」


「気持ち悪い」


「褒め言葉です!」



 完全なる蔑みの目いただきました!

 この視線だけで白米がどんぶり三杯イケる気がする。



「……まあ、良いか」



 少しだけ思案するように視線を動かした主様は、そう言って袋をこちらへ寄越す。



「血を拭うのに使ったタオルは、血を拭っても汚れなかった事からもわかるように汚れ特化型。今は水分を拭いたい」



 言い、主様は素っ裸であるにも関わらず私の目の前で四つん這いのような体勢となった。

 獣の足という事もあって常につま先立ち状態であり、四つん這いと言うには膝が地面についていない、それこそ獣のような体勢。

 その状態のまま、主様はぶるるるっと頭から尻尾の先まで身を震わせた。

 髪に、表面に、尻尾や足の毛に付着していた水滴の殆どがそれによって飛び散る。

 目の前だった為に私は思いっきり直撃を受けてべっしょべしょになったけれども、主様に触れた水という事は実質的に出汁みたいなものなのでご褒美と言っても過言では無い。

 これはいよいよ私、前世で人間には想像も出来ないレベルの偉業を達成していたかもしれないぞ。

 自分でも知らない間にどんな凄い偉業を成し遂げていたんだ私は。



「このくらいの水分を拭うには普通ので充分だから、タオル」


「あっ、はい!」



 立ち上がった主様からさっさと寄越せと視線で言われたので、袋の中へと手を突っ込む。

 水滴の直撃でべっしょべしょだった私だが、興奮による体温上昇によるものか水滴は蒸発していたので問題無い。

 気持ち的には折角の主様出汁を舐める事すら出来なかったのが残念無念だが、頭から被れたので良しとしておこう。

 どんなアンチエイジング系のアイテムよりも効果がありそうで大変よろしい。

 そんな事を思いつつ袋の中をまさぐるが、感触が無い。

 というか洞窟を出てからずっと主様の後ろを歩いていて、それはもう凝視をしまくっていたのでうっすら気付いていたのだが、この袋、空っぽじゃなかろうか。



「あの、主様。空っぽなんですが」


「…………ああ、設定していなかったから」



 思い至る事があったのか、主様は一度頷いてしゃがみ、袋へと触れる。

 普通に足を開いた座り方なので大変眺めが最高なのだが、私は一体どういう楽園に居るのだろう。

 目の前で主様が目を伏せている事もあって、その長い睫毛が一本一本数えられるような状態で、もう何だか私に理性が備わっていなかったら今すぐにでもアルセーヌ・ルパンのお孫さんがやるようなダイブをかましていた気がする。

 良かった私が理性的で。

 正直言って主様相手にダイブしたところで、反射的に頭部を破裂させられる未来しか見えないが。

 主様に掛かれば私の頭部なぞ風船のように脆かろうよ。



「よし。とりあえず共有設定にしておいた」


「共有設定」


「……異世界人っていうのはこの程度の事も説明しなければいけないのか」



 酷く面倒臭そうな顔をされてしまった。



「キミの世界には、内部を異空間に繋げる事で容量や重さの心配をしなくて良い道具は無いのかい?」


「うちの世界は魔法自体が無いようなものなので……あっでもゲームとかの空想上の設定としてはよくあります! 袋の中が物凄く広い空間になってるとか、そういうヤツ!」



 ゲームとかでは定番も定番である。

 明らかに道具袋も何も持っていないのに、薬草を九十九個持てたりするのだ。

 何ならデカいだろう剣を当然のように複数個保管してたりもするのがゲーム特有不思議収納。



「まあ、大体はそういうものだね」



 言いつつ、主様は立ち上がる。



「こういった袋には様々な種類があって、僕が使用しているのは高級な方。その袋を扉として使用し、異空間へと繋げている。異空間というのは、容量制限も重量制限も無い専用の倉庫だとでも思えばそれで合ってるよ」


「個人所有の倉庫って事だから、他の人の収納物が重なる事は無いって事です?」


「そういう事だね。設定さえすれば、他の袋も同じ倉庫へ繋げる扉に出来る。袋だってずっと同じじゃ飽きてしまうし、扉は複数あった方が困らない」


「成る程!」



 主様の場合、ずっと同じ袋だと飽きる、の方が重要な部分なんだろうなあ。



「とはいえセキュリティ上、持ち主登録された者だけが自分用の倉庫に触れられる。安価な袋だと重量制限が甘かったり、容量もそこまで大きく無かったり、何なら他人も平気で取り出せたりするものもあるけれどね」


「わあ、スリにやられたら一瞬にしてマジの全財産持ってかれるヤツですね!」


「そういう場合は迎撃用の術式を仕込んでおく場合もある」


「おおう」


「ま、安価な袋を使用するヤツは狩った魔物やらを詰めたりが多いけれどね。かさばるものを持ち運ぶ用、という程度だ。日常生活ではそこまでする必要も無いんだし」


「あー、成る程」



 まあ確かに持とうと思えば持てるもの。

 地球ではそんな便利アイテム無かった為、登山する人は重たい荷物を背負って登山する。

 それが可能なら、袋はあくまで補助用程度の扱いで、という人も居るのだろう。

 勿論便利さやらを考えれば袋があった方が良いけれど、それが出来るのは金銭的な余裕がある人くらいだろうし。


 ……ん? という事は主様、結構なお金持ち?


 いや、思い返せば洞窟で食い殺した男女二人から無事な衣服や道具類を追い剥ぎしていた。

 あまりに自然な動きだった事と初めての人食いで意識していなかったが、多分普段からああいう事をしているんだろう。

 そりゃあ人襲って食ってれば副産物として資金も資産も増えてくわな。



「ん? というかあの、セキュリティ的なアレソレなら、私が共有出来るようにっての、危なくないです? 私が勝手に高そうなの売り払って逃げるとか」


「眷属が?」


「あっ愚問でしたね!」



 そういや肉体の支配権、主様が所有してたんだったわ。

 自由に動いて良いよと許されてるだけで、私の所有権は主様が持っている。

 鼻で笑うような顔をされるのも仕方がない。


 ……しかし鼻で笑うような表情してても顔が良過ぎるな。


 ここがライブ会場だったらペンライト振りながら感涙に咽び泣きつつ腹の底から歓声を轟かせていたところだ。

 主様にはもうちょっと顔の良さを自覚して欲しいが、私に対してペットのトカゲくらいの感覚だからこそこういったシャングリラが見れるんだろうと思うとそのままで居て欲しい気持ちもある。

 これがジレンマというものだろうか。



「そもそも、キミは僕が命じなくとも自ら隷属しようとしているからね。ドラゴンが混ざっている上に、本人に拒絶の意思があれば僕の命令なんて幾らでも無視出来てしまうだろう」


「えっ絶対しませんよ何でそんな事を! 折角主様に絶対服従出来るチャンスなのに!」


「気持ちが悪いし意味がわからない」



 主様の顔から一気に表情が削ぎ落されてしまった。

 いやでも本心なので致し方なし。褒め言葉です。



「まあ、言ってしまえばキミにそういった発想が出来る程の知能があるとは思えない、って事さ」


「めちゃくちゃわかりやすい上に大当たりですね!」


「先に行っておくが信頼でも無ければ信用でも無い」


「使い勝手が良い所持品と思っていただけるならそれだけで踊り狂えるくらいには嬉しいです!」


「踊り狂うな」



 良いからタオル、と言われたので慌てて袋の中に再び手を突っ込む。

 そういえばさっきからずっと主様を素っ裸のまま放置してしまっていた。

 ある程度の水気は先程の身震いでふるい落としていたけれど、完全に水気が取れたというわけでもないだろう。

 私の体温上昇から考えると、元は死体でも体温とかはあるようだし、下手すれば主様のお体が完全に冷え切ってしまう。


 ……いやでも手を突っ込むまではともかく、どうやって普通のタオルを手の感覚だけで見分けるんだ……!?



「……何を手に取りたいか想像しながら掴んだ物がソレだよ」


「成る程コレか!」



 主様の言葉通りに引っ掴んで取り出せば、ふわふわな大きいバスタオルがずるんっと姿を現した。

 よっしゃ大成功。



「じゃ、さっさとしてくれるかな」


「えっ!?」


「拭いてくれるんだろう?」



 こちらを試すかのように小首を傾げるその仕草は、もう何か、本当に鼻血が出るかと思った。

 しかも主様の事なので、いや主様に関してそう詳しいわけでも無いが、少なくともこの人は性的知識が皆無なタイプでも無いだろう。

 無知とか無垢とかそういう匂いもしない。

 それでコレとか私へのご褒美か何かだろうか。

 いや、わりと当然の顔をしている辺り、奉仕されるのに慣れているという可能性もあるのか?



「毎回自分で拭くのは面倒だし、その行為自体に飽きるんだよ。誰かが勝手にやってくれるならその方が楽だから、早くしてくれないか」


「はぁーい了解ですやっほい!」



 バスタオルを広げてまず主様のお顔、といってももう水滴が殆ど残っていないが、残っている部分を丁寧に拭っていく。

 吸水率がよろしいそのタオルを、今度は耳に移動させ、そのまま首へと滑らせる。


 ……うおおおお人生のボーナスタイム過ぎる……!


 男性らしい太さがあり、筋肉により綺麗な筋がある首。

 タオルでその筋を流れている水滴を拭うものの、油断するとすぐに顔を近付けて舐め取りそうになるので自制心がフルスロットル。

 いやでもタオル越しの感覚でもわかる筋肉の硬さが最高にグッド。

 主様の背の高さを思うと、元の身長では到底お顔とかに手が届く気がしないので、この身長になった事に大感謝だ。

 この身長にしてくれたのも主様に合法的に従えるようしてくれたのも主様なので、つまり感謝を捧げるのは主様であり、もう何か思考回路が主様万歳にしか行きつかねえな。

 箱買いしたトレーディングカードがマジで全部超凄いレアカードだったくらいには人生のボーナスタイムが全力ダンシング。ヤバいくらいにディスコって感じだ。ディスコについてあんま知らないけど。



「ふわわわわわわ……!」



 手を拭いて、腕を拭いて。

 下心で腕を絡めるみたいな感じになりつつ拭けば、タオル越しにその筋肉がわかる。

 必要な脂肪が乗っているミッチリした筋肉だが、上質な筋肉らしく柔らかさがあり、しかしギッチギチの密度であるとわかる硬さもあった。



「…………一応言っておくけれど、不快な事をしたら殺すからね」


「ご褒美です! でもそれはそれとして不快の基準がわからないんですが、こう、腕の筋肉を確かめるように拭いてるこの状況って」


「まあ別に、拭き残しが無いなら良いよ。適当にやられるよりはマシだ」


「む、胸の感触を確かめるように、こう、触れたりとかは……!?」


「特に気にしない」



 流石に揉むとまでは言わないが、タオル越しとはいえ思いっきり触れまくっているのに許容されるこの状況下、最高過ぎる。



「ふ、腹筋とか!」


「……鼻息が荒い事の方が気になるんだが」


「それはもう私の個性とでも思ってください!」


「嫌な個性だな……」



 めちゃくちゃ嫌な顔をされたが、こんな素晴らしき体を見れたどころかお世話まで出来るのだから鼻息が荒くなるくらいは仕方がないだろう。

 誰だって女神みたいなお姉様を見る事が出来たら拝むだろうし、そんなお姉様のお体を拭ける状況下になったら鼻息が荒くなる程度で済むとも思えん。

 それと同じくらい素晴らしい状況下なのに鼻息荒くなる程度でとどまってるんだから私はとんでもなく理性的だと思う。

 もうちょっと理性が少なかったらタオル越しだろうとこの素敵な弾力と硬さを有した胸筋を全力で揉みしだいて綺麗な色した具の部分をこねくり回していた事だろう。

 性犯罪者は男も女も同じくらい居るのが現実なのだから、例え女だろうとそんぐらいの行動に出るとも。目の前に至高のお宝があっちゃあ抗えまい。

 まあ私は理性的なので今後の関係性やらを考えて抗うけどね。

 今後も拭き拭き係が出来るように理性を屈強に保たねば。



「せ、背中から、お尻とか……!」


「…………視線が煩わしいな。それに拭くだけならともかく、執拗に尻の谷間をなぞるな。気持ち悪い」


「足を拭いて、そのまま大事なところを拭いても……!?」


「………………」



 足の筋肉を堪能しつつ獣らしい足部分の骨格の違いやらを楽しみ、足裏部分は少し濡らし直して綺麗にして、とうとうお待ちかねのメインディッシュ。

 手を伸ばしても膝立ちしているこちらを見下ろすだけだった主様だが、ピクリと眉を顰めた。

 それと同時、蹴り飛ばされたらしく気付けば木にぶち当たっていた様子。

 よくわからないが凄い圧と衝撃の後に木を背にして転がっていた。

 周囲の血溜まりと治る感覚からすると、頭部が破裂して肩が外れて足があらぬ方向に曲がっていたらしい。

 まあ、五秒もあれば完治していたが。


 ……キメラになってるからか、痛みも無いなあ。


 そう思いつつ顔を上げると、そう遠く無かったからか返り血が足の毛についたらしい主様が酷く不愉快そうな顔をして立っていた。

 主様は舌打ちをし、泉に足を浸けて軽く洗い流してから自分で拭いた。



「性的興奮を促そうとするような拭き方が不愉快だった」


「すみませんつい本能と欲望に抗えませんでした!」


「そもそもキメラはその気になれば反応するという程度で、実質的には死体に近いから性的な興奮も薄くなっている。気分によって高揚する分はともかく、単純な肉体的接触は性的興奮を誘い出すには弱い。そもそも死んでるから子供を作る事も無い。要らない動きはせず普通にやれ」


「えっそれって次もあるって事ですかヤッター!」



 思わず両手をあげて万歳しながら喜べば、バチリという音と共にいつの間にか目の前へ移動していた主様が笑顔でこちらの首を掴んでいた。

 貼り付けたような笑みには、酷い圧がある。

 掴まれた首の骨が、ミシ、と軋むような音を立てた。

 痛みは、無い。



「僕の説明を、ちゃんと聞いていたかな?」


「キメラは生殖行動が不要なので性行為したいなーっていう自主的な意識が無いと性的興奮とかあんまりしない! って事ですよね!」


「一応聞いては居たのか」



 パッと手を離された。

 呼吸をしている感覚はあるものの特に咳き込むような感じは無くて、痛みも無かったものだから、何だか手を離されたのがちょっともったいないくらいだった。

 圧のある笑みで凄まれながら首掴まれるとかご褒美過ぎますもっともっと!

 でもそれを言ったら今度こそもっかい殺される気がするので言わないでおく。

 先程は本能に負けたけれど、私は理性的な面もあるのだ。

 友人達には、お前が理性的なら発情期の獣でも理性的な方に入るだろ、とかいう暴言を吐かれたが知らねえな。発情期の獣すらも理性的になれるなら良い事じゃないか。



「……ああ、そうだ。キミも服を脱いでおいてくれ」


「はい?」



 袋を手にして衣服を取り出している主様の言葉に、私は首を傾げる。



「キミの服は既に血が沁み込んでいるし、その恰好は見飽きた」


「了解しました!」



 言われてみれば頭部がパァンされた時に血が沁み込んでいたらしく、一度乾いたのもあって変なまだら模様になってしまっていた。

 洞窟内でも主様の前で裸や着替えをお見せしたので、今更恥ずかしがるものでもあるまい、と私は服を脱ぎ捨てようとし、



「と、その前に着替えを手伝ってくれるかな。やってくれるんだろう?」


「良いんですか!?」


「不愉快な時は殺す」


「ご褒美です!」



 にこっとした笑みで殺す宣言をされたけれど、私は喜びに踊り狂った。

 大分セクハラ全開な私にそれらを許してくれる辺り、本当に私は前世でどんな偉業を達成したというんだろう。



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