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【毎日更新】ユウシャ・イン・ワンダーランド ――ゼロ・ローグ―― ~異世界に来た元サラリーマン、異世界ライフのスタートは野盗の群れでした~  作者: むくつけきプリン
冒険者編

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体術だけで戦わなければならないのなら

 魔法を使った戦い方というのも板についてきて、我ながら負けなしなんじゃないの、なんて調子に乗り始めた。そんな自分を、俺は冷静に客観的に見つめることができる。

 魔法に頼り切りじゃ駄目だ、と。

 魔法に頼らずとも、我が身を、あるいは大切な人を一人くらいは守りながら、生き延びられなければ、と。

 そのように考え、魔法を使わない狩猟にチャレンジする。

 今までも時折行ってきたことだが、魔法ばかりでロクに体捌きもできないようじゃ、いざという時に生死が死へと傾きかねない。身体の動き一つ取っても、それは俺の奥義【魔装体術(マジックアーツ)】のパフォーマンスに直結する。体内を魔力で満たし、身体能力を大幅に強化するアレも、並の武器では折るか壊す。強化された身体の動きに、道具はついて来れないのだ。だから結局は、この身一つで相手をどうにかしなければならなくなる。

「……正直、体術と剣術はもうアニキ達は教えてくれないからな……」

 皆勝手に「もうお前に教えることはない」的なことを言って、俺には指導してくれなくなった。

 それだけ俺が上達したからなのだろうが、何とも寂しい話。

 だから今、俺はこうして野山の奥に来て、魔物相手に体術のみでどこまでいけるか、腕試しをしようとしている。

「ソウジ、お弁当持って来たよ♪」

「サンキュ」

 移動ばかりに時間を取られ、訓練の前に腹ごしらえなどして。

 観客はエレン一人、だが問題はない。

 これは「誰かを守りながら体術だけで切り抜けられるか」という高難度の練習にもなるだろうからな。

「エレンは手出ししないでくれよ」

「分かった。ソウジの雄姿、しっかり見とくかんね……!」

「お、おう………ま、そんな気合入れなくてもいいけど………」

 むしろ俺よりやる気なんじゃないのと思わせられるプラチナブロンドの美少女の声援を受けながら、俺は目の前の洞窟から魔物が出て来るのを待った。

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