プロローグ編07/【我白 義仁(あがしら (ぎじん/)よしひと)】について02
【姫愛夢】が全てだった【義仁】は抜け殻の様になる。
そこに訪ねて来たのが【神依】だった。
【神依】は、
「そこのガキンチョ。
辛そうだな。
俺っちが人生の楽しみってのを教えてやる」
と言って声を掛けた。
最初は無気力だった【義仁】だったが、【神依】は【奴隷】として【義仁】を買い取っていた【夢魅】から彼を買い取った。
更に遺体を預かっているとされる【夢魅】が時々見せる写真から当時、【義仁】の3つ年下だった(とされた)彼女の肉体は亡くなった(とされた)7歳頃の肉体から10歳くらいまで少しずつ成長しているのが感じ取られ、もしかしたら【姫愛夢】は生きているかも知れないと言う可能性を示した。
そこから、【義仁】は人が変わったかの様に、【神依】が紹介する娯楽を貪る様に楽しむ様になった。
理由は、【姫愛夢】と再会出来たら、楽しいことを色々教えてやりたいと言う希望を持ったからである。
希望を与えてくれた【神依】は【義仁】にとって恩人という事になり、一生賭けても恩を返すと宣言する。
【神依】は、
「んじゃまぁ、お前には、7つ【星宝/(国宝の様なもので星で認定される宝の事)】を買ってもらおうかな?
お前を買い取るのに使ったポケットマネーは大体それくらいだ。
どれだけかかってもいい。
お前なりに誠意を見せろ。
だけど、お前自身が楽しむのを忘れるな。
俺っちはお前の有り余る未来の可能性にベットしたんだ。
お前がつまんなかったら意味がない。
俺っちへの借金はそのついででいいよ。
幸い、金には困ってねぇからな。
それともう1つ条件がある。
俺っちの本を書きたいってうるさい奴がいるんだ。
俺っちの代わりにお前がモデルになれ。
俺っちは誰かに観察されるのは好きじゃねぇ。
俺っちは俺っちのペースで何かをする。
お前はそいつのパートナーになれ。
そいつの名前は、【妖太刀 和至】。
ウザイだろうが、付き合ってやれ。
それがお前を自由にする条件だ」
と言った。
【義仁】は、
「解った。
あんたは俺の恩人だ。
そして、俺の目標でもある。
あんたは今の俺では全く届かない遙か高みに居る。
いつかあんたに追いつき追い越す。
それが俺の目標だ」
と宣言した。




