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(ファーブラ・フィクタイズム1)【クイドクアム・アケルウス】プロローグ編  作者: 羽絶 与鎮果


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66/68

プロローグ編66/【梁雪】サイト0/4/梁雪の番

 【香澄】が調整室に入ってから4番目に、

「次、【雨宮 梁雪】、調整室へ入れ」

 と言う声がかかり、【梁雪】は、

「あ、はい。

 自分です」

 と言って立ち上がった。

 4つ前に【香澄】が味わった地獄。

 それが何だと思ったら、

 そこにはバラバラの【パズル】の様な物と鍵と玉が置いてあった。

 【梁雪】は注射器で血を抜かれ、抜いた血をパズルの様な物に振りかけた。

 そして、科学者は、

「これは、【パズルブック】。

 これを本の形に組み立てろ」

 と命じた。

 それを言われたままに組み立てる。

 科学者は、

「まずは2重人格はクリアだな。

 次、3重人格の【パズルブック】だ」

 と言って、次の【パズルブック】に同じように血をかけた。

 そして、

「組み立てろ」

 と命じた。

 言われるがままに【パズルブック】を組み立てる。

 科学者は、

「よし、3重人格もクリアだ。

 次、4重人格の【パズルブック】だ」

 と言って同じように【パズルブック】に血を振りかけようとすると血が吹き飛んだ。

 科学者は、

「4重人格は適応外か。

 平凡だな。

 まぁ、良い。

 次だ。

 これらのリストの中から好きな物を100種類まで選べ。

 全部選ぶ必要はない。

 とりあえずなりたい物を選べ。

 選んだら、1つずつ鍵と玉を渡すから契約しろ。

 契約のやり方を覚えたら、実践で使える様にレクチャーする。

 今回選ばない残りは後からでも契約出来る。

 やり方は今回の物と同様だ。

 やり方さえ解れば1人でも出来るだろう。

 戦場では何が必要になるかわからんからな。

 今回は全部選ばずに20種類くらいまでにしておけ。

 後は戦場で【キャラクター・リスト】を手に入れれば、【鍵】と【玉】を使って追加で契約出来る様になる。

 解ったな?」

 と言われ、【梁雪】は、

「はい。

 解りました」

 と答えた。

 彼はとりあえず指示通り、20の【キャラクター】と契約をすませた。

 人体実験の様な事をやらされるかと思ったが、以外にあっさりとしたものだったのに拍子抜けした。

 そもそも100人以上が順番待ちをしていたのだから、1つ1つに時間を掛けていたら終わらないと言うことなのだろう。

 と油断をしていたら、契約の仕方を覚えて出口に出ようとした時、出口の機械で何やら四方八方からレーザーの様な物を当てられた。

 これが、後戻り出来ない【瞬間手術】だと言うのは【梁雪】は理解出来なかったのだった。

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