プロローグ編64/【梁雪】サイト0/2/テレパシー?2
【相楽 香澄】の忠告に【梁雪】は怪しむ。
【梁雪】は、
(なら何故君は止めないの?
ここに並んでいるって事は君も調整を受けるって事でしょ?)
と指摘した。
【香澄】は、
(私は・・・魔女だから・・・
逃げちゃいけないの・・・
逃げたのはこれで4度目。
連れ戻されて強制参加。
私は13歳の時に最初に調整を受ける予定だった。
私の特性は特に高くてね。
科学者達は私を逃がさなかった。
逃げても逃げても、連れ戻されてここに連れて来られた。
逃げたら家族を殺すと言われてるからもう、逃げられない。
変だよね。
私を売った家族なのに・・・
それでも殺すと脅されると逆らえない・・・)
と思った。
(そんな・・・)
(あるんだよ。
ここは戦場・・・
どんな非道な事もまかり通るんだよ。
私は詰んでるの。
もう、戻れない。
引き返せない。
調整の限界年齢は17歳までだから、逃げた途端に家族が殺される。
君は今、逃げれば、逃げ切れると思うし、拒否も出来る。
悪いけど、君の特性はそんなに高くない。
こういっちゃなんだけど、科学者達は君に価値を見いだしていない。
だから止める事が出来るよ。
でも私と波長が合う事は知られちゃだめ。
そうしたら、君の価値が跳ね上がる。
そしたら君も逃げられない。
そして、出来たら、私の事を覚えて居て欲しい。
1人くらい、私の事を覚えている人が居ても罰は当たらないでしょ?
私はいらない子だから・・・
家族には思ってもらえないし・・・)
(そんな悲しい事言うなよ。
自分がついているよ。
自分も調整を受ける。
自分だって生きるためにはそうするしかないと思っているんだ。
だから、共に地獄を行くよ)
と思った。




