プロローグ編62/【神依】&【暖花】サイト0/13/【義仁】達より遙かに格上のパーティー
「「じゃあ~ん、これなぁ~んだ?」」
朝起きた、【暖花】に師匠とその従姉妹がまた馬鹿な事をやっていた。
【依納】の額には第三の目がぱちくりしていたし、胸をはだけた【神依】の心臓の位置には宝石の様なものが埋まっていた。
【暖花】は、
「もぉ~、また何をやっているんですか、2人とも」
と言ったが、実はこれ、もの凄い事だった。
【神依】と【依納】は、【暖花】が持っていた2つの果物の様なものをつまみ食いした。
ちょっと食べるつもりだったが、あまりにも旨かったので全部平らげた。
すると、【依納】の額から第三の目が、【神依】の胸には宝石の様なものが出た。
だが、これは、【日本屋のおっちゃん】が話していた【ファーブラ・フィクタ神話】からイメージされたものだった。
【ファーブラ・フィクタ神話】において、ラスボスの【クアンスティータ】は、双子の妹であり弟である存在で、13番の【化獣】と呼ばれていた。
姉であり兄である存在は12番の【化獣】とされる【クアースリータ】だったが、【クアンスティータ】は、【未来を司る化獣】と言われ、【過去を司る1番の化獣】と【現在を司る7番の化獣】と合わせて【三大化獣】と呼ばれていた。
【過去を司る化獣】の名前は【ティアグラ】、【現在を司る化獣】の名前は【ルフォス】と言い、作中の太古の昔、【ティアグラ】と【ルフォス】は覇権を巡って争い共倒れしたとされ、核となった【ルフォス】は、【芦柄 吟侍】の【心臓】の代わりになったと言う話があった。
また、【フェンディナ・マカフシギ】と言う少女の【頭】には、10番の化獣、【ティルウムス】が宿っていたと言う話があった。
【神依】と【依納】がなっている状態は、正に、【吟侍&ルフォス】と【フェンディナ&ティルウムス】と同じ状況になっていたのだった。
【遙姫】と【クイドクアム】は、2つの果物のように見えるものを作り出していた。
それが、【時のフェアルフォス】と【空間のルフォスフィア】だ。
この2つは【現在を司る双子の化稀物】であり、他に【過去を司る双子の化稀物】と【未来を司る双子の化稀物】が存在する。
【過去を司る双子の化稀物】は、【無のスタトティアグラ】と【虚のティアグラゴォル】と呼ばれ現在行方不明。
【未来を司る双子の化稀物】は、【暖花】達が目指す【ラスボス学校】の最奥にあるとされる2つの【トゥルー・カテドラル(真大聖堂)】で眠った状態になっている【質のディアクアス】と【量のクアンティア】である。
【ディアクアス】と【クアンティア】は、【クアンスティータ】が【ルフォス】や【ティアグラ】より遙かに強かったのと同様に、別格中の別格の力を持っているが、【フェアルフォス】、【ルフォスフィア】、【スタトティアグラ】と【ティアグラゴォル】も相当な力を持っているのだ。
覇権を狙う者なら、この6つの存在?は無視できない。
その内の2つを意図せず、【神依】と【依納】が体内に取り込んだのである。
はっきり言おう。
この【神依】と【暖花】のパーティーは【義仁】達のパーティーよりも遙かに格上のパーティーであると。
このほぼ無敵の一行を相手にする敵側にも強さが求められ、悪知恵も必要不可欠となっているのである。
【暖花】達の冒険は続く。




