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(ファーブラ・フィクタイズム1)【クイドクアム・アケルウス】プロローグ編  作者: 羽絶 与鎮果


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プロローグ編61/【神依】&【暖花】サイト0/12/【暖花】の最終目的地

 【暖花】には最終目的地がある。

 【ラスボス学校】の最奥にあるとされる2つの【トゥルー・カテドラル(真大聖堂)】だ。

 そこに眠る双子の姉妹。

 姉の【ディアクアス】、

 妹の【クアンティア】、

 に会うことだ。

 【暖花】は、【宇宙世界の巨大樹】での【占樹術(せんじゅじゅつ)】で【双子】を目指せと天啓を得ている。

 【様稀24宇宙世界】の鍵と扉である【遙姫】と【クイドクアム】の力を封じる事、そして、【エルカノン】としての安寧を得るには、その双子の力が必要不可欠であるとのお告げを受けている。

 その双子が何者で、何を為してくれるのかは今の彼女には解らない。

 だが、問題を完全に解決するには、そこを目指す必要があると言うことだ。

 ただし、そこにたどり着けとは出ていない。

 あくまでもそこを目指せとある。

 もしかしたら、そこへ行く途中で何かがあるかも知れないし、無いかも知れない。

 【占樹術】では限定的な事しか解らず、どのような展開になるかは示されていない。

 ただ、敵の全容が解らない状態なので、全容を知るにはそこを目指す必要がある。

 彼女も一生、逃げ続けると言う訳にはいかないのだ。

 彼女は【宇宙世界の巨大樹】の【姫巫女】としての役目もある。 

 いつかはその役に復帰しなくては、世の中は不安定なままとなる。

 かと言って、果ての果ての果てにある【ラスボス学校】にはそんなに簡単に行ける訳ではない。

 地道に進んでいくしかないのである。

 ただ、このままのペースでは一生かかってもそこにはたどり着かない。

 たどり着く為には時空間移動/ワープなどで一気に進む必要が出てくるはずである。

 焦れば何とかなる訳ではない。

 今できる事を頑張って、いつかはそこにたどり着く事を夢見て行動するだけである。

 【暖花】は、

「先生、

 【依納さん】、

 何やっているんですか?

 駄目ですよ、そんな事してたら。

 みんな困っているじゃないですか」

 と注意する。

 【神依】は、近くにいた子供達から勝負してお菓子を巻き上げ、

 【依納】は道端で会った子供達の保護者と思われる女性に、

「君、良いねぇ~。

 あたしと寝てみない?

 損はさせないよ。

 この世の天国を教えてあげるよ」

 と言ってナンパしていた。

 【暖花】は、

「はぁ・・・

 わたくし、こんな事やっていて大丈夫なのでしょうか?

 先生達はしょうもない事で馬鹿なことばかりやっておられます。

 【義仁兄様(あにさま)】なら何とかしてくれるのでしょうか?

 お会いしたいです・・・」

 と会ったことのない兄弟子を思って居た。

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