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(ファーブラ・フィクタイズム1)【クイドクアム・アケルウス】プロローグ編  作者: 羽絶 与鎮果


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プロローグ編42/【夢魅】サイト0/03/絡んできた他の【百花少女】2

 4人の屈強な男達に人気のない路地裏へ連れて来られた【夢魅】。

 だが、【夢魅】は余裕のすまし顔だ。

 これから身の危険に合うかも知れないとは微塵も思っていない。

 男達は、

「さすが、肝が据わってんなぁ・・・」

「恐らく、場数を踏んでるんだろうよ」

「俺達もあの子達に聞かされて無かったら危なかったって事か」

「まぁ、俺達もこれまでの俺達じゃ無いんだけどな」

 と不敵にニヤニヤ薄ら笑いを浮かべている。

 【夢魅】は、

「そろそろ、出て来ていただけませんか?

 そちらで身を隠している女性・・・お二人でしょうか?

 隠れているのは解っていますよ。

 出て来てください。

 ・・・何か私・・・貴女方に恨みでも買いましたかね?

 私がお仕事で始末した方達の親戚、知り合いとか?

 ううん・・・違うわね。

 貴女達からは私と同じ匂いがする」

 と言った。

 すると影から2人の女性が出て来て、

「さすが・・・私らの気配を察するなんて実力があると言っている様なものだぜ?」

「・・・こんにちは」

 と言ってきた。

 最初に口を開いた女は、

「一応、自己紹介しとこか。

 私の名前は、【京本(きょうもと) 元芽(もとめ)】だ。

 そんで、こっちの美女は、【藤堂(とうどう) 茶琴(さこと)】だ。

 気付いているかどうか知らんが、私とこいつも【百花少女】だ。

 知ってるか?

 お前と私らと後1人、【ヨリナ】って奴が【武闘派百花少女】の【四天王】って言われてんだぜ。

 【百花少女】ってのは、男の慰み者的な存在として生まれた。

 女を武器にして男に媚びて生きる様に設計された存在。

 それが【百花少女】って奴隷だ。

 だがそれを良しとしない者も居る。

 【四天王】は全員そうだ。

 それぞれ理由があって男に媚びずに生きることを選んだ。

 お前もそうだろう?」

 と言った。

 【夢魅】は、

「媚びると言うか・・・

 大事な人は居るけど?」

 と言うと、

 【元芽】は、

「そいつに操でも立ててんのか?」

 と聞いた。

 【夢魅】は、

「どうでしょう・・・」

 と言った。

 【元芽】は、

「クソだせえ真似しやがって・・・

 気にいらねぇな。

 私はな、男に尽くす女ってのが嫌いなんだよ」

 と言ったのだった。

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