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(ファーブラ・フィクタイズム1)【クイドクアム・アケルウス】プロローグ編  作者: 羽絶 与鎮果


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プロローグ編41/【夢魅】サイト0/02/絡んできた他の【百花少女】1

 【夢魅】は買い物をしている。

 【義仁】へのアプローチに使おうと思う様なアイテムを探しているのだ。

 そこへ、

「へへへ・・・姉ちゃん・・・良い身体してんな・・・」

「だな・・・むしゃぶりつきたいくらいだぜ・・・」

「誰から行く?

 俺、一番で良い?」

「待て待て、俺が先だ俺が」

 と言う4人の大男達が居る。

 格好からして、見るからに柄が悪そうな4人だ。

 ぶりっ子をしている【夢魅】は、

「あのぉ~・・・私に何かご用ですかぁ~?」

 と言った。

 それを聞いて、

「かっわいいなぁ~、なぁおい、チューしようぜ、チュー」

「待て待て、俺にさせろよ」

「バカ俺だよ」

「じゃんけんで決めようぜ、じゃんけんで」

 と言う反応。

 まともな会話が通じる相手では無いと言うのがこの言動からも理解できた。

 他の客達は関わり合いたくないと知らんぷりをして、そそくさとその場を離れて行った。

 いつもそうだ。

 いつも【夢魅】は他の誰かに助けて貰った事が無い。

 こういう時は自分で何とかするしかなかった。

 幼い頃からそうして生きてきた。

 そして、女性とは思えない程の戦闘力を得た。

 今回も、

「あのぉ~、ここじゃ、他のお客さんにご迷惑がかかるので人気(ひとけ)のない所に行きませんかぁ~?

 私は逃げも隠れもしませんので・・・」

 と言った。

 男達は、

「いいねぇ~、人気の無いとこ、俺は好きだぜぇ~」

「俺は見られても良いけどな」

「バカ、目的を忘れるな」

「そうだ、人気の無いところに行くと言って居るんだ。

 素直にそうしようぜ」

 と言って、【夢魅】を人気の無い所まで連れて行ったのだった。

 通常であれば絶体絶命、貞操の危機、と言った所なのだが、相手は殺しを生業としてきた【夢魅】である。

 このままで済むわけがない。

 男達も【夢魅】がただ者では無いと解っていて誘っている様だ。

 まるで何かを試すかの様に。

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