プロローグ編40/【夢魅】サイト0/01/カフェにて、【夢魅】から見た視点
【義仁】達が冒険している頃、彼を追って、【夢魅】もまた、行動を開始している。
彼女は、【義仁】のストーカーでもある。
彼の行動を先読みして、彼の好みの姿になって彼を触れ合う事はお手の物である。
今回は、【百花少女】の100の異体の1つを使って、【カフェ】の店員になる様だ。
【夢魅】は、
(私の【ご馳走】・・・
今、会いに行きます)
と思った。
そして、ショートカットの女性【水瀬 歩夢】の姿になった。
願掛けで【夢魅】は普段、髪を伸ばしているが、【義仁】の好みは髪の短い女性だと思っている。
【義仁】にとっての最愛の【姫愛夢】の遺体?は、現在ボブカットになっているが、【義仁】と出逢った頃の彼女はショートカットであり、最初は男の子と勘違いしていたと聞いている。
だから、ショートカットの女性が好きなのかも知れないと思って、まずはショートカットの女性の【異体】を作る事にしたのだ。
【夢魅/歩夢】が仕事を始めてすぐに、【義仁】は、【和至】と共にカフェを訪れた。
【義仁】はカウンターで【メロンソーダ】などを注文し、【和至】と共に席に着いた。
【夢魅/歩夢】は、
(横の男(【和至】の事)が邪魔ね・・・)
とは思いつつ、【義仁】に近づく。
そして、【義仁】は、
「はぁ・・・お前とお茶をする事になるとはな・・・」
とつぶやいた。
【和至】は、
「それはこっちの台詞だ。
とっとと面白い事をしろ。
それで私に傑作を書かせろ」
と話しているところへ、
「お茶のお代わりはいかがですか?」
と聞いて見た。
【義仁】は、
「へ?・・・
俺が注文したのは、メロンソーダだからお茶は・・・
ドリンクバーじゃないし・・・」
と言った。
【夢魅/歩夢】は、
(見てる見てる。
【ご馳走】が私の事を見てるわ・・・
あ、おっぱいの所に視線が行ったわ。
あぁ、抱きつきたい・・・
スリスリしたいわ・・・)
と思った。
【和至】は紅茶を頼んでいたが、そっちには聞かない。
むしろ、【和至】に聞くべきでは?と思ったが、【夢魅/歩夢】は、
「失礼しました。
また、何か有りましたらお声がけ下さい。
繰り返します。
何かございましたらお声かけくださいね」
と言ってその場を後にした。
【義仁】は、
「お、おい・・・今の変な店員・・・
結構、可愛かったな。
俺にだけ話しかけて来たよ。
俺に気があるのかな?
俺、また来たくなったよ。
ちょっとドジな点も俺にはストライクだ」
と言った。
【和至】は、
「そうか?
私にはよくわからん。
私を無視した無礼な店員のどこが良いのだか・・・」
と仏頂面になっていた。
【夢魅/歩夢】は、
(えへへ・・・【ご馳走】、私の事、可愛いって言ってくれた。
嬉しい・・・)
とほくそ笑んでいた。
もう、付き合ってしまえよと思えるくらい好意を寄せ合いながらも【義仁】は、【夢魅】の事を憎んで?居る。
だから、表向きはこうやって間接的に関わることに彼女はしていたのだった。




