プロローグ編33/【義仁】&【和至】サイト0/07/動き出す【義仁】達の敵?2
【生野 紬】を殺害した【ジャスパー・レガシー】と言う男。
この男は何者か?
それはこの地にとって【地球】で言えば【吸血鬼】くらい有名な【怪物】/【心能魔】と呼ばれる存在だった。
【心能魔】は、美しい姿をしているとされている。
男の【心能魔】なら美形の青年、女の【心能魔】なら絶世の美女と言った感じだ。
特徴は処女、もしくは童貞の異性を惑わし、その心臓を食らう事で【異能】を1つずつ得ていくと言う【怪物】である。
元々は人間だが、【オーバーテクノロジー】で誕生した【魔石】を飲む事で【心能魔】となる。
【吸血鬼】の様に眷属を作る事も出来るが、眷属は同じ力を持つのではなく、ゾンビやグールの様になる。
弱点は【吸血鬼】と同じ【聖水】だとされているが、日光や十字架、ニンニクなどは苦手ではない。
【聖水】以外の弱点としては、【塩】もある。
なので、一般的な対処法としては【聖水】を用意するか出来なかったら【塩】を常備するのが良いとされている。
【心能魔】は、100の【異能】を得た時、パワーとスピードが10倍になるとされ、1000の【異能】を得た時、限りなく不死に近くなるとされている。
【ジャスパー】は現在、56人の乙女を殺害し、56の【異能】を得ている。
鏡や監視カメラなどにも映るため、連続殺人鬼として警察などに追われているが、返り討ちにあっているとされている。
妹を殺された【生野 蕾】が【賞金】を稼ごうと思っている【義仁】達に依頼する事になるのは運命か、はたまた宿命か?
「ベンチャー企業で何でも屋と言うのは貴方達ですか?」
【蕾】が、【何でも屋】を始めた【義仁】に聞く。
【何でも屋】は、文字通り何でもするが犯罪はしないと言うポリシーを持っている。
が、敵討ちも肯定している。
日本の法律では敵討ちは認められていないが、ここは地球ではない。
【地球】の移民達が開拓した惑星の1つ、【日出星】だ。
【日出星】の由来は、【日本】だ。
当時、開拓した移民の内、【日本】から来た者が全体の移民の3割を超えて(最も多数)居たため、その名前が付いている。
【義仁】は、
「あぁ、そうだ。
あんたか?
大金で俺に依頼したいってのは?」
と聞いた。
【和至】が横で、
「大金?
はした金の間違いでは無いのか?」
と余計な事を言う。
【義仁】は、
「お前は黙ってろ。
こんな金額で依頼してくるなんて滅多にねぇぞ。
節約すれば一年は食っていける金だ。
はした金じゃねぇよ、絶対」
と答える。
この辺が絶対権力者と何も持っていない者かの価値観の違いである。
【義仁】にとっては途轍もない大金でも【和至】からすればはした金に過ぎないと言うだけの話である。




