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(ファーブラ・フィクタイズム1)【クイドクアム・アケルウス】プロローグ編  作者: 羽絶 与鎮果


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プロローグ編34/【義仁】&【和至】サイト0/08/動き出す【義仁】達の敵?3

 【義仁】は、

「じゃあ、お姉さん、依頼を聞こうか。

 やるやらないは聞いてから判断する。

 まず、名前から教えてくれ」

 と言った。

 【蕾】は、

「はい。

 私の名前は、【生野 蕾】と言います。

 妹を解放してあの男を駆逐して欲しいです。

 男の名前は解っています。

 防犯カメラに残っていましたから。

 【ジャスパー・レガシー】と名乗っていました。

 恐らくこの男は、【心能魔】です。

 ご存じですか?、【心能魔】の事・・・」

 と言った。

「いや、そっちの専門家じゃないから詳しくは・・・

 一応、説明して貰えるかな?」

「はい。

 【心能魔】とは男なら処女の女なら童貞の心臓を食べる事で1つずつ【異能】を得ていくとされる人外です。

 人ではありません。

 ですが、元々人間だったとされています。

 【心能魔】に魅了され、名前を教えてしまうと【心能魔】の力の元となる【異能】を心臓を宿してしまい、それを食べられる事で、【死亡】、もしくは、動く死体として眷属にされてしまいます。

 【心能魔】の中でも最も有名なのが、【レガシー家】と【レジェンド家】と【エンシェント家】と【アンティーク家】の4大家だとされています。

 この男が【ジャスパー・レガシー】を名乗っているので恐らく、【レガシー家】と関係があるのかと思います。

 【心能魔】は、眷属を作る事が出来ます。

 主に、心臓を貫いた被害者ですが、それは【ゾンビ】や【グール】などと同じ状態になり、人間を食べる様になります。

 これらの眷属は【心能屍(しんのうし)】と呼ばれ、【心能魔】が手にした【異能】を1つだけ使える様になりますが、元々の被害者が【心能屍】に命を奪われた時に【心能屍】が得た【異能】と同じ異能のみ使えるとの事です。

 つまり、【心能屍】が許可すれば、自分が死ぬことになった時の心臓の【異能】を使えると言う事です。

 カメラによると、妹が死んだ事でこの男が得たのは【影に潜る力】です。

 妹も【心能屍】として【影に潜る力】が使えるかも知れません。

 お願いです。

 どうか、妹の魂を解放してください。

 そして、この男に死の鉄槌を」

 と言った。

 【義仁】が、

「解った、引き受けようじゃないか」

 と言った。

 【和至】は、

「良かったな。

 こいつが男で。

 女の【心能魔】だったら、お前も狙われていただろう」

 とちゃちゃを入れた。

 【義仁】は、

「うるせぇ。

 俺の初体験は最も愛する女と決めて居るんだ。

 【姫愛夢】が居ない今は、未定だ、未定。

 俺は他人がやってるからと言ってやる男じゃねぇ。

 俺は俺のホントに好きな相手とするんだから良いんだよ。

 【心能魔】なんかに心を奪われる覚えはねぇよ」

 と言った。

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