プロローグ編28/【義仁】&【和至】サイト0/02/ちょっと一息
【義仁】と【和至】は、一通り買い物を済ませて一息入れるため近くの【カフェ】でお茶をする事にした。
【義仁】は、
「はぁ・・・お前とお茶をする事になるとはな・・・」
とつぶやいた。
【和至】は、
「それはこっちの台詞だ。
とっとと面白い事をしろ。
それで私に傑作を書かせろ」
と話していると、1人の店員が、
「お茶のお代わりはいかがですか?」
と聞いて来た。
【義仁】は、
「へ?・・・
俺が注文したのは、メロンソーダだからお茶は・・・
ドリンクバーじゃないし・・・」
と言った。
【和至】は紅茶を頼んでいたが、そっちには聞かない。
むしろ、【和至】に聞くべきでは?と思ったが、その店員は、
「失礼しました。
また、何か有りましたらお声がけ下さい。
繰り返します。
何かございましたらお声かけくださいね」
と言ってその場を後にした。
【義仁】は、
「お、おい・・・今の変な店員・・・
結構、可愛かったな。
俺にだけ話しかけて来たよ。
俺に気があるのかな?
俺、また来たくなったよ。
ちょっとドジな点も俺にはストライクだ」
と言った。
【和至】は、
「そうか?
私にはよくわからん。
あの程度の女など何処にでも居るだろう?
私を無視した無礼な店員のどこが良いのだか・・・」
と仏頂面になっていた。
【義仁】も【和至】も気付いて居なかった。
その店員は、【夢魅】の【百花少女】の1つであると言う事に。
【夢魅】は先回りして、このカフェの【店員】になって、【義仁】の視界に入る様に行動したのだ。
彼女はこのために【百花少女】の手術を受けたのだ。
【ご馳走】(【義仁】)のためにそこまでするとは見上げた根性である。
【義仁】も可愛い子を見て嬉しい気持ちになったが、【夢魅】も【義仁】に思われて嬉しかった。
お互い正体を知らないと言うことで成立しているのがこの2人の関係だった。
【義仁】は、
「俺、あの子に触られちゃった。
しばらく手を洗いたくないな」
と言っていた。
【義仁】は結構、惚れっぽかった。
【姫愛夢】の事を大切に思っては居るが、彼女は死んでしまったと言う気持ちも半分持っているため、新しい恋を見つけたいと言う気持ちも持っていたのだ。




