プロローグ編27/【義仁】&【和至】サイト0/01/ボールハウスを購入しよう
【和至】は、
「で、お前、これからどうするんだ?」
と聞いた。
【義仁】は、
「そりゃ、お前、【ボールハウス】を購入しに行くに決まってんだろ。
野宿でもする気かよ」
と言った。
【ボールハウス】とは何か?
通常はボールの大きさになっているものだが、ボタンを押すと、圧縮していた空間が広がり、家の様になると言うアイテムである。
この中に必需品を入れておけば、それ以外は手ぶらで冒険してもかまわないと言う便利アイテムの事である。
この世界では一般的に広まっているアイテムである。
【義仁】は、
「資金はあらかた稼いだけど、今の俺の金じゃ野球ボールサイズで、ワンルーム四畳半タイプが限界だな。
お前の分も買ってやっから、しっかり選べよ」
と言った。
【和至】は、
「四畳半?
それはどう言った大きさだ?」
と聞いた。
【義仁】は、
「まぁ、大体、こっからここくらいの大きさかな?」
と言った。
「狭い。
狭すぎる。
何だそれは?
ウサギ小屋でも100倍は大きいぞ」
「何だそりゃ?
どこの金持ちの話だ?
俺達は金がまだ無いんだから、無駄遣いは出来ねえんだよ。
金があれば、ピンポン球サイズで豪邸くらいの大きさに膨らむやつも売ってるだろうけど、それは金を稼がないと無理だ。
本来だったら2人で1つの所を野郎同士、肌寄せ合うのも気持ち悪りぃからお前の分も買ってやるって言ってんだ。
贅沢言うな。
他にも買いそろえないと行けないものも色々あんのに何ふざけた事言ってんだよ」
「こ、こここ、こんな屈辱を味わうとは・・・」
「何だよ、お前・・・
俺に出してもらうのが屈辱ってのか?」
「違う」
「じゃあ、何だよ。
ゴチャゴチャ言うなよな。
まぁ、自分の金で、【ボールハウス】を手に入れた時には一国一城の主になったみたいで嬉しいもの何だよ。
そこんとこ、メモしとけメモ。
大事なとこだからな。
俺の話を作るんだろ、お前」
「わ、解った。
げ、げみ・・・いや、庶民は、こういうものを喜ぶものなんだな?」
「お前は嬉しくないのかよ?
変な奴だなぁ・・・」
「お前に言われたくない・・・」
「・・・まぁいいや、行くぞ」
と言う感じで旅の準備を始める事にしたが、準備の買い物の至る所で【和至】は驚いていた。
何でこんなものを?この程度で?など生活水準の違いのギャップが浮き彫りになった。




