プロローグ編25/動き出す者
また、【義仁】達よりも先に、動いている者が居た。
【雨宮 梁雪】である。
彼は現在、17歳。
【主人公】の中では一番年上だ。
そして、彼は既に戦場にいる。
【梁雪】は、仲間に、
「来るぞ。
【ビッグ・ウォリアータイプ】が3体。
Jランクとは言え、あの巨体だ。
この戦力で勝てるかどうか・・・」
と言った。
【ビッグ・ウォリアータイプ】/Jランクとは何を指すのか?
それは、【キャラクター・ウェポン(キャラクター兵器)】と言う【様稀種族の宇宙世界】から伝わって来た超絶兵器だ。
それまでは【巨大ロボット】を操縦して戦争が行われていたが、この兵器の登場でガラッと主戦力が塗り変わった。
【キャラクター・ウェポン】でのJランクとは一番最下級のランクになるが、基本的に架空のキャラクターになってその架空のキャラクターの力を使えると言う兵器になり、単純に【巨人】がモデルになっている【ビッグ・ウォリアー】と言う【キャラクター】に【キャラクター・フュージョン・パイロット(キャラクター融合操縦者)】が、同期して兵器として運用した場合はその戦力は、単純に【最新型の巨大ロボット兵器】の一個中隊(60から250)に匹敵すると言われている。
【ビッグ・ウォリアー】は特殊な能力などあまりなく、単純に巨体で殴ったり蹴ったりする【キャラクター】だが、それでも巨大ロボットと比べ圧倒的な戦闘力を示しているのだ。
【梁雪】はその【ビッグ・ウォリアー】3体に対して、通常兵器で応戦しようとしている。
これは、実践ではない。
テストである。
この通常兵器で一定時間、生き延びた時、彼は、【キャラクター・フュージョン・パイロット(キャラクター融合操縦者)】として選ばれる事になる。
【キャラクター・フュージョン・パイロット】となる資格には戦闘センスが求められる。
ただの凡人が【キャラクター・ウェポン】を操ると暴走する可能性が高い。
そのため、命がけの厳しい試験が行われているのだ。
彼は、生きるために【キャラクター・フュージョン・パイロット】になる道を選んだ。
それは茨の道だったとしても生きるためには他に選択肢は無い。
彼の生きる世界は地獄である。
こうして彼は動き出したのだった。




