プロローグ編23/【義仁】と【和至】に続け。
【義仁】と【和至】が冒険に出た頃、【神依】も冒険の時を迎えて居た。
見送りは、【日本屋のおっちゃん】が居た。
【神依】は、
「じゃあ、【吟侍さん】、俺っちも行ってくるわ」
と言った。
【吟侍さん】?・・・と言うことはこの際目をつぶろうか。
【おっちゃん】は、
「おう、気をつけてな。
お嬢ちゃん達のフォローしっかりやるんだぜ」
と言った。
【神依】は、
「じゃあ、済みませんけど、彼女は奥さんの姪御さんって事にさせてもらうので。
メロディアス王家の親戚って事になれば、それなりにカバー出来ると思うので」
と言うと、
「おう、【お花ちゃん】もそれでかまわないって言ってたぜ」
と返した。
【お花ちゃん】とは、【ファーブラ・フィクタ神話】で【芦柄 吟侍】が【カノン・アナリーゼ・メロディアス第七王女】に対して呼んでいた愛称だ。
【カノン】から【花音】で、【お花ちゃん】と呼んでいたのだ。
【吟侍さん】に【お花ちゃん】で、これはもう、【ファーブラ・フィクタ】の登場人物では無いのか?と思われるかも知れないが、ここは1つ曖昧なままにさせていただこう。
【おっちゃん】は、
「あの子達の運命はお前さんが握っていると言っても過言じゃない。
【義仁】の坊主達に任せるにはちょいとばかり荷が重そうだしな。
お前さんとて、安心は出来ねぇぞ。
それは肝に銘じておけよ」
と忠告した。
【神依】は、
「えぇ、解ってます。
命がけ以上になるかも知れないって事も。
でも、あんなまっすぐな子達を見捨てるのは男としてはダサイでしょ?」
と言うと、【おっちゃん】は、
「まぁ、そう言うこったな。
おいらはお前さんなら出来ると信じているぜ」
と答えた。
「じゃあ、彼女達を待たせるのもあれなんで・・・」
「おう、行ってこい」
と言って別れを告げた。
そこから【神依】は、【暖花】達の待っている場所に戻ってきた。
【神依】は、
「すまん、すまん。
ちょっと大きいのが出そうで出なくてなぁ」
と声を掛けた。
【日本屋のおっちゃん】と話していた事は内緒でトイレに行っていた事になっていた。
【暖花】は、
「先生、そんな報告しなくて良いです。
生理現象ですから仕方ないですよ」
と答えた。
【遙姫】は、
『大先生、うんち?』
と聞いた。
【クイドクアム】も、
『大きいのってうんち?』
と聞いた。
【暖花】は、
「貴女達、そんな事、聞くものではありませんよ。
お下品です」
と注意する。
二名は、
『『はぁい、先生』』
と素直に言った。
【神依】、【暖花】、【遙姫】、【クイドクアム】の旅も同じ時期に始まったのだった。
【神依】16歳、
【暖花】14歳、
【遙姫】11歳、
【クイドクアム】11歳、
の旅立ちだ。




