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(ファーブラ・フィクタイズム1)【クイドクアム・アケルウス】プロローグ編  作者: 羽絶 与鎮果


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23/65

プロローグ編23/【義仁】と【和至】に続け。

 【義仁】と【和至】が冒険に出た頃、【神依】も冒険の時を迎えて居た。

 見送りは、【日本屋のおっちゃん】が居た。

 【神依】は、

「じゃあ、【吟侍さん】、俺っちも行ってくるわ」

 と言った。

 【吟侍さん】?・・・と言うことはこの際目をつぶろうか。

 【おっちゃん】は、

「おう、気をつけてな。

 お嬢ちゃん達のフォローしっかりやるんだぜ」

 と言った。

 【神依】は、

「じゃあ、済みませんけど、彼女は奥さんの姪御さんって事にさせてもらうので。

 メロディアス王家の親戚って事になれば、それなりにカバー出来ると思うので」

 と言うと、

「おう、【お花ちゃん】もそれでかまわないって言ってたぜ」

 と返した。

 【お花ちゃん】とは、【ファーブラ・フィクタ神話】で【芦柄 吟侍】が【カノン・アナリーゼ・メロディアス第七王女】に対して呼んでいた愛称だ。

 【カノン】から【花音】で、【お花ちゃん】と呼んでいたのだ。

 【吟侍さん】に【お花ちゃん】で、これはもう、【ファーブラ・フィクタ】の登場人物では無いのか?と思われるかも知れないが、ここは1つ曖昧なままにさせていただこう。

 【おっちゃん】は、

「あの子達の運命はお前さんが握っていると言っても過言じゃない。

 【義仁】の坊主達に任せるにはちょいとばかり荷が重そうだしな。

 お前さんとて、安心は出来ねぇぞ。

 それは肝に銘じておけよ」

 と忠告した。

 【神依】は、

「えぇ、解ってます。

 命がけ以上になるかも知れないって事も。

 でも、あんなまっすぐな子達を見捨てるのは男としてはダサイでしょ?」

 と言うと、【おっちゃん】は、

「まぁ、そう言うこったな。

 おいらはお前さんなら出来ると信じているぜ」

 と答えた。

「じゃあ、彼女達を待たせるのもあれなんで・・・」

「おう、行ってこい」

 と言って別れを告げた。

 そこから【神依】は、【暖花】達の待っている場所に戻ってきた。

 【神依】は、

「すまん、すまん。

 ちょっと大きいのが出そうで出なくてなぁ」

 と声を掛けた。

 【日本屋のおっちゃん】と話していた事は内緒でトイレに行っていた事になっていた。

 【暖花】は、

「先生、そんな報告しなくて良いです。

 生理現象ですから仕方ないですよ」

 と答えた。

 【遙姫】は、

『大先生、うんち?』

 と聞いた。

 【クイドクアム】も、

『大きいのってうんち?』

 と聞いた。

 【暖花】は、

「貴女達、そんな事、聞くものではありませんよ。

 お下品です」

 と注意する。

 二名は、

『『はぁい、先生』』

 と素直に言った。

 【神依】、【暖花】、【遙姫】、【クイドクアム】の旅も同じ時期に始まったのだった。

 【神依】16歳、

 【暖花】14歳、

 【遙姫】11歳、

 【クイドクアム】11歳、

 の旅立ちだ。

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