プロローグ編22/さぁ、旅立ちの時だ。
時は経ち、【義仁】は14歳となり独り立ちの時を迎えた。
【日本屋のおっちゃん】の話も完結まで聞き終えて、用事があって来られないおっちゃんの代わりに娘の【くあん】が、
『はい、これ。
【御役得帳】だよ。
ぱぁぱは用事があってこれないから代わりに渡しに来たよ』
と言った。
【義仁】は、
「おう、ありがとな。
・・・なぁ、【くあんちゃん】・・・」
と話しかけた。
『ん?
なぁに?』
「うん・・・【ファーブラ・フィクタ神話】にある【クアンスティータ】と【芦柄 吟侍】って【くあんちゃん】と【日本屋のおっちゃん】の事なんじゃ・・・」
『知ぃ~らなぁ~い。
ぱぁぱにややこしくなるから言っちゃだめって言われてるから教えないよ~』
「何か怪しいなぁ~」
『ぱぁぱに言われてるでしょ。
【義仁君】は【義仁君】の物語を紡げって』
「そうだな。
愚問だった。
俺、行くよ。
これから俺は何者かになってやるんだ」
『頑張ってね。
またどこかで会おうね』
「おう。
【くあんちゃん】も元気でな。
おっちゃんとおばちゃん、お姉さん達の【はてなちゃん】、【ふかしぎちゃん】、【くあすちゃん】にもよろしく言っといてな」
『うん、言っとくよ。
応援してるからね』
「ありがと。
じゃあ、またな」
と言って、【義仁】は、【和至】との待ち合わせの場所に向かった。
これからは、【義仁】と【和至】の2人旅だ。
男同士、仲良くやって行こうと思ったのだった。
【義仁】は、
「待たせたな」
と言って【和至】に声を掛けた。
【和至】は、
「遅い・・・
私を待たせるとは何様のつもりだ?」
と言った。
【義仁】は、
「こっちも色々あったんだよ。
それより、俺の記録、しっかり頼むぜ、パートナーさんよ」
と言って肩を組んだ。
【和至】は、
「無礼者が・・・
殺すぞ」
と嫌そうにしている。
【義仁】は、
「お前こそ、何様のつもりだよ?」
と言うが、【和至】は【義仁】に自分が絶対権力者だと言うことを内緒にしているため、答えられない。
「う・・・それは・・・」
「まぁ、楽しく行こうぜ・・・
俺のハッピー人生。
しっかり記録しろよっ」
「だから、離れろ痴れ者めが」
と言った感じで旅立ちの時を迎えたのだった。
【義仁】14歳、【和至】15歳の旅立ちだ。




