プロローグ編11/【妖太刀 和至(ようだち かずし)】について01
続いては、【サポート主人公】になる【妖太刀 和至】についてだ。
彼は高貴な身分の出である。
絶対権力者の家系であり、命令により他者を殺したり生き返らせたりする事が出来るため、王族などより高貴な身分であるとされている序列24位の【偉理族】の1つ、【妖太刀家】の跡取り息子である。
だが、序列上位以外に対しては割と何でもありの身分で何でも与えられている事に彼は満足して居なかった。
結局は家の力であり、自分の力では無いと思ったからだ。
そこで、自分の力で世間から認められると言う願いを叶える為に彼は筆を執る事にしたのだ。
その題材として、【ノンフィクション小説】を作ろうと思い、モデルとして序列13位の【神顕族】の家系である【鎮鳴家】の【鎮鳴 依神/神依】を選んだ。
彼はうつけ若と呼ばれる存在で、家に縛られない生き方を選択し、【芦柄 吟侍】と出逢い、家を出る決断をして、独り立ちしている。
その生き方が【和至】にはかっこよく見えたのだが、【神依】はモデルになる事を拒否し、【既に持っている者がその上を目指す事を描くより、何も持っていない者が這い上がっていく姿を描く方が百万倍面白い】として【義仁】の事を推挙した。
まだ、高貴な身分である【和至】は【下民】である【義仁】なんかを描いて何が面白いんだと思ったが、【神依】の教えを受けた【義仁】の生き方は破天荒であり、少しずつ、【和至】は【義仁】の生き方に魅せられていく。
また、【和至】には、12家13姫の許婚が居るが、ナルシストな一面も持っているため、興味をほとんど持っていない。
だが、ある日、【和至】は、自分が女体化する現象に遭遇する事になる。
そしてあろう事か、その自分自身に惚れてしまうのだ。
彼は、何とか、自分の女体化した姿を自分と分離し、交際出来ないかと言う事を思い描く様になっていく。
また、妹の【妖太刀 和夜】の事も自分にそっくりだから溺愛しており、【和夜】が正体を隠して【義仁】に会いに行く様になると少し嫉妬したりすると言うのもポイントとなるだろう。
また、【義仁】のその時の実力ではどうにもならない時などは、彼に隠れて【絶対権力者】としての力を行使して、フォローする事などもあるかも知れない。
【和至】は【クリエイター】となる事を希望し、そのためなら努力は惜しまない。
【義仁】の生き方を側で見ながら、人としての生き方を学んでいく主人公である。
また、12家13姫も正体を隠して、【和至】にアプローチを仕掛けてくるが、基本的にナルシストな彼が興味を持つ事はあまりないと思われる。
そんな自分大好きな主人公が【和至】である。
高貴な身分である事を隠して行動するが、高貴故に抜けた事を言う事もある。
彼は、【神依】をモデルとした場合より【義仁】をモデルとした場合の方が面白いかどうかを考えて創作活動をする事になる。
最初の内は、【義仁】の人と成りが解らないため、創作のしようがないが、一定の期間を経て彼の物語を作りたいと思うようになる。
【義仁】とはそう言う関係となる。




