天地創造の例え話
天地創造の例え話
牌による天地創造
はじめに、卓は空であった。
ただ緑の野が四人のあいだに広がり、その上には、まだ名も役目も持たぬ百三十六枚の牌が、混沌として横たわっていた。
四人は手を伸ばし、牌を伏せ、これを混ぜた。白きものも、緑なるものも、龍も風も、等しく闇の中を巡った。
第一の者が言った。
「山あれ。」
すると牌は積まれ、二段の城壁となった。四方に山ができ、卓の中央には静かな空が残された。
第二の者は東を取り、第三の者は南を取り、第四の者は西を取り、残る者には北が与えられた。
こうして方角が生まれた。
四人は互いの山から牌を取り、手元に十三枚ずつ並べた。誰も多く取らず、誰も少なく取らなかった。もっとも、一人だけ十四枚持っていたので、三人は少しだけ疑った。
親は言った。
「これは秩序のためである。」
三人は納得したような顔をしたが、完全には納得していなかった。
やがて骰子が投げられ、その目によって山は開かれた。王牌は聖域として分けられ、ドラが示されると、ただの牌であったものの一つに、突如として大いなる価値が宿った。
人々はそれを見て言った。
「昨日まで同じ牌だったのに。」
しかし場は答えなかった。
四人は一枚を取り、一枚を捨てた。必要なものを集め、不要なものを手放し、ときに他人の捨てたものを喜んで拾った。
こうして順子が生まれ、刻子が生まれ、対子が生まれた。
夕べがあり、夜があり、誰かが牌を倒した。
「和了。」
すると一つの世界は完成し、残る三人の世界は、点棒とともに滅びた。
四人は再び牌を伏せた。
天地は、一局ごとに造り直されるのである。




