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異世界から帰還したら地球もかなりファンタジーでした。あと、負けヒロインどもこっち見んな。  作者: 飯田栄静@市村鉄之助
16章

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63「大地の勇者の全力じゃね」③






 大地の神は、祐介の力を感じ取り動きを止めた。


「――大地の力を解放するのか」


 時間は限られていたが、訓練をした。

 祐介は飲み込みが早く、柔軟だった。

 そのため、少々指導に熱が入ったが祐介はすべて学び、覚えた。

 初めて選んだ勇者が、当たりだったことに大地の神の喜びは大きい。


「――大地の力を見せてやれ」


 にっ、と大地の神が笑った。





 ■





 寒波の神は小刻みに身体を震わせると、祐介を指差し叫んだ。


「変態だぁああああああああああああああああああ!」

「し、失礼な! この僕のどこが変態だというんだ! 新たな神々は千手さんを襲撃した挙句、人を変態扱いするなんて、無礼にも程があるよ!」


『大地』と書かれた褌を靡かせ、靴と靴下さえ脱いだ祐介が寒波の神を睨みつけた。

 神が怯え、後退した。


「――大地に包まれる時間だ」


 ぱぁんっ、と祐介は己の尻を景気良く叩いた。


「――ひっ」


 寒波の神が怯えた僅かの隙間に、祐介が肉薄していた。

 祐介の腕が伸び、首とベルトを握ると担ぎ上げた。


「――大地パワー!」


 そして、そのまま寒波の神を地面に叩きつける。


「が、はっ」


 全力で地面に叩きつけられた神の肺から空気が漏れる。

 呼吸が止まった神の腹部を全力で踏みつける。

 寒波の神がよけようとしたせいで、足が胸を踏みつけてしまい、あばらが折れる音が響く。


「………なんて……力、だ」


 大地の勇者の基本は、圧倒的な身体能力。

 しかも、力の特化している。

 その力を全力で乗せて踏みつけられたのだ。

 いくら神でもたまったものではない。


「――大地の抱擁」


 肉体が再生していく寒波の神の首にふんどしを巻きつけ、絞める。


「殺しはしないけど、意識は奪わせてもらう。抵抗せず、力を抜いて」

「ふざ、けるなっ! ふざけるな! こんな汚い物をよくも!」

「洗濯したばかりだよ」

「知るか! 今度はこちらが、攻撃させてもらう! 神の力を、知るといい!」

「――いいのかい?」

「なに?」


 寒波の神が動きを止めた。

 祐介から謎の圧が放たれる。


「いいのかい? 君が攻撃して、もし、僕のふんどしが破れたり、はずれたりしてもいいのかい? その場合、ちゃんと責任をとってくれるんだろうね?」

「――し」


 寒波の神は全力で吠えた。


「知るかぁああああああああああああああああああああああ!」






 ⭐︎HUNDOSHI⭐︎

 

イベントさん「祐介くん、それでいいの!? そんな戦いでいいの!?」

 バトルさん「バトルしているからいいんじゃない?」


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 今後も継続できますよう、応援いただけますと幸いです!

 ぜひお読みください、何卒よろしくお願いいたします!!

挿絵(By みてみん)

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― 新着の感想 ―
「――大地の力を見せてやれ」ふんどし、というルビを忘れてますよ。
多分、大地の神様謹製の褌なので絶対に破れないんじゃないですかねぇ?
なんや処刑用BGM流しながら死ぬまで投げまくるかと(゜д゜)
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