↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界から帰還したら地球もかなりファンタジーでした。あと、負けヒロインどもこっち見んな。  作者: 飯田栄静@市村鉄之助
16章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1705/1717

62「大地の勇者の全力じゃね?」②





 寒波の神は祐介を射殺さんばかりに睨みつける。


「――お前も邪魔をするのか」

「何を邪魔をしているのか意味がわからないよ。君たちが千手さんを襲わなければ、僕たちは何もしないさ」

「七森千手襲撃は、そこで鬼に好き放題にされている柏原保の提案だ。なんでも魔眼を奪いたいらしい」

「――羨ましいね」

「――は?」

「そんなことのために千手さんを襲ったと言うのか!」

「いや、今」

「僕は許さない! 大事な家族に危害を加える奴は、絶対に、許さない!」

「だから、あの」


 祐介は腰を引くして構えた。


「――人外娘さんの守護聖人、佐渡祐介、参る」

「この変態が!」


 轟音が響いた。

 祐介が一歩踏み出した音だった。


「…………なん、だと」


 寒波の神が、その一歩に驚きを隠せていない間に、祐介は彼の間合いに入り込んだ。


「おのれ」


 拳が襲いかかるが、しゃがんで避ける。

 速く、重い、寒波の神の拳だが、今の祐介には脅威に思えない。

 夏樹の拳の方がよほど恐ろしい。

 寒波の神の拳は、せいぜい痛くて骨が折れる程度だ。この程度では気持ちがいいくらいだ。


「貴様っ」


 しゃがんでいる祐介に蹴りが迫るが、避けることはしなかった。

 鈍い音が響き、倒れたのは寒波の神だった。


「僕を蹴り飛ばしたいのなら、神力を限界まで込めるといい。僕は、とても硬いよ」

「祐介くんが下ネタ言ってる! 誰か、捕まえて!」


 寝っ転がりながら戦いを見ていた夏樹が、急に卑猥なことを言い出した祐介に非難の声を浴びせる。しかし、祐介は頑なに己の発言の意図を認めようとはしなかった。


「シャラップ! 身体が硬いって言っているの! 身体の一部の話じゃないの!」

「俺、一部とか言ってないし! やっぱり下ネタじゃん!」

「貴様たちはっ、真面目に戦えないのか!」


 立ち上がった寒波の神が怒りの形相で拳を放つ。

 だが、祐介は軽々と手のひらで受け止めた。


「――な」

「真面目にやれって言いたいのはこっちの方だよ」


 ぐしゃり、と祐介は受け止めた拳を握りつぶした。


「もう、うんざりだ! あなたたちの勝手な理由で、僕の家族を襲い、傷つけるな!」

「私には貴様たちを殺さなければならない理由がある!」

「なんだって言うんだ! 千手さんよりも大事なことか! 兄を慕う少年を操ってでも成し遂げることなのか!」

「当たり前だ! 柏原保と一緒にするな! 私は私の信念に従い戦っている!」

「――なら僕も信念に従い戦おう」


 祐介はベルトを外し始めた。

 この行動に目を丸くしたのは戦っている寒波の神だけではない。

 夏樹と千手。

 戦っている一登とぱおんも。

 柏原保を殺さんとする虎童子も、驚きに硬直してしまった。




 ――そして、祐介はふんどし一枚となった。




「――大地の神に選ばれし、大地の勇者の本気をお見せしよう」







 イベントさん「大地の勇者脱ぎやがった! 全裸じゃないからOK?」

 バトルさん「KOROSEKOROSEKOROSEKOROSE!」


【最新刊発売です!】ブシロードコミックス様より「異世界から帰還したら地球もかなりファンタジーでした。あと、負けヒロインどもこっち見んな。」最新3巻が発売となりました! 何卒よろしくお願いいたします!


 コミックグロウル様にてコミカライズ最新話17―2が公開となりました!

 それに伴い、16−2が無料公開となりました☆


 今後も継続できますよう、応援いただけますと幸いです!

 ぜひお読みください、何卒よろしくお願いいたします!!

挿絵(By みてみん)


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
拒否ってたはずなのに……。 お脳が侵食されていってるんだね。OH No!
やばい祐介が本気に なっちゃん「固くなった一部で攻撃…恐ろしい…」 はいそこ茶化さない シリアス先輩「シリアスだ」 はいそこも茶化さない!
嫌なLevelUpだなwww
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。