表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界から帰還したら地球もかなりファンタジーでした。あと、負けヒロインどもこっち見んな。  作者: 飯田栄静@市村鉄之助
十三章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1345/1499

36「友人宅ってなんか緊張しね?」②




「ここが千手さんと虎さんのお部屋かぁ! ――なんかエッチな気配がする!」

「しねえよ!」

「……バレちゃったね、ダーリン」

「おい、お前……マジでふざけんなよ。中学生たちが目をキラキラさせてるじゃねえか! おい、マジで由良、三原、綾川、俺たちはそう言う関係じゃない! 見ろ、義政先生はこんなにも冷静じゃねえか! 神無、お前からも思春期中坊どもになんとか言ってくれ!」

「……いや、なんというか、個人の付き合いにまで口を挟むわけには。友人として心から祝福しているが」

「お前も由良たちと一緒かよ!?」


 男女の大人が生活している部屋に入った夏樹たちのテンションは高かった。

 虎童子が余計なことを言ったせいで、夏樹の冗談が冗談ではなくなった雰囲気になってしまい、一登は気まずそうな顔をして、杏に至っては顔を真っ赤にしていた。


「とりあえず上がってくれ。もうなんか疲れた」

「おじゃましまーす」


 夏樹たちが部屋に上がる。

 千手の部屋は、最低限のものしかない簡素な部屋だったが、それが大人っぽく夏樹たちの目には映ったようで「ふぉぉぉ」と三人が声をあげている。

 やはり中学生には、大人の一人暮らしというのは眩しく見えるようだ。


「なんか大人だね、千手さん」

「そりゃ大人だからな」

「一人暮らし……今は同棲中だけど、コーヒーメーカーがあるとか素敵ね」

「由良の大人が感じるところが微笑ましいな、おい! あと同棲中って言い直すな!」

「安心して。ベッドの下を漁ったりしないから!」

「中学生がエロ本隠すみたいなことはしねえよ!」

「鬼っ子専門誌が出てきたら、さすがにちょっとどんな反応していいのかわからねえし」

「ねえよ!? そもそもそんな本がねえだろ!」


 千手がツッコミを入れている間に、虎童子は来客用のスリッパを出して「散らかってますけど、どうぞ」と杏たちを招き入れて、来客用のコップにお茶を入れて茶菓子を出してもてなし始める。


「ありがとうございます」


 一登たちがお礼を言うと、「いえいえ、主人がお世話になっていますから」と虎童子が微笑み、杏たちが苦笑した。


「虎童子ぃ! お前も余計なこと言ってるんじゃねえよ! もう喉が痛えから、無理させないでくれる!?」

「――めんご!」

「いらぁってするけど、俺は大人だから怒鳴ったらしないからな」


 代わりとばかりに、千手は拳をこれでもかと拳を握りしめている。

 これ以上ふざけたら千手が間違いなくキレると察した夏樹は、静かにソファーの空いている場所に座ってお茶を飲み、クッキーを食べた。


「――それで、千手さんに何があったのか聞かせてもらおうか」

「……由良ぁ、最初からなんでそれが言えないんだよ!」






 とらぴー「ダーリン、ほら、喉のお薬だよ」

 千ちゃん「……心配して薬をくれるならツッコませないでくれよ。それにしても、あのよくわからねえ医者から出してもらった薬はよく効くんだよなぁ。なんか色々納得できねえ」


 ブシロードコミックス様より「異世界から帰還したら地球もかなりファンタジーでした。あと、負けヒロインどもこっち見んな。」1巻が発売しました!

 :コミカライズ最新話(8話―②)公開中です! ぜひお読みください! 

 なっちゃんの大冒険をぜひぜひ応援して下さい! 何卒よろしくお願いいたします!


挿絵(By みてみん)


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
既に既成事実化しているんだから千手さんも受け入れちゃいなYO! 堕ちちゃえば楽になれるよ? あと夏樹は既に聖剣さんx2と銀子さんと小梅ちゃんとリヴァ子と同棲(同居)しているんだから他人の事を羨ましが…
とらぴーは新妻で良妻だねぇ 良い嫁さんで千手さんが羨ましいですよ
ボケの神 ⊃【うる星や◯ら】 ツッコミの神 ⊃【鬼滅◯刃】 漫才の神 ⊃【Re:ゼロ】
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ