慶太said
慶太said
「愛斗ぉ!」
愛斗どこにいるんだよ!
少し遡って30分前。
転校してきたって事で、1限目を休み学校探索。
愛斗を気に入ったクソ教師が、迷子にならないようにって学校探索を進めてきた。
まぁ、授業なんて面倒だし俺にとってはラッキーだ。
愛斗と廊下を歩きながらふと窓の外を見る。
愛斗に話しかけようとした時、隣を見ると何時からなのか愛斗がいなかった。
そこで文頭にもどる。
「愛斗ぉ!」
チッ愛斗がいなくなる時は必ず厄介事を引き連れてくる&なかなか見つからないってなるからな。
完璧なフラグがたった。
何のかって?そんなのもう分かってんだろ?
この学校じゃ有名なヤリチンくそやろーに出会うっていうフラグだよ。
どこにいんだよっ!
と、また愛斗を呼ぼうとした時。
何やら話し声が聞こえた。
…声の主は、、、
…絶対愛斗だ。。。
声のする方に歩いて行くと、案の定愛斗は俺が一番嫌いなタイプの奴
=ヤリチンくそやろー(会長様)と出会ってた。
それにあのメガネ…副会長までいやがる…
早く愛斗を救わなきゃいけねー。
そう思い愛斗に声をかけた。
「愛斗っ!」
すると、すぐに愛斗が抱きついてきた。
まじかわいい…。。。
すると、この学校のば会長が、
「あ?んだお前」
と、睨んでくる。
俺も睨み返す。
そのば会長の質問に副会長が答えた。
「あっこの人も転入生ですよ。
えーーっと確か名前が…覚えてないです。興味なかったので。」
はっそれは光栄ですね。
って鼻で笑ってやった。
そして、1番大事なことを愛斗に教えてやる。
すると、
「会長様?誰が?」
なんて言った。
鈍感にも程がある。それと、ここでこそチャラ男を使って欲しいんだが…
まぁ、愛斗には無理か。
ただ、愛斗にこのまま本当のことを教えなかったらこのば会長にヤられちまう。
だから教えてやっか。
「会長様と副会長だってのっ!」
そう俺が言うとポカーンとしたマヌケ顏で愛斗は返事をかえした。
「ふぇ?」
気ぃ抜けすぎだろ。
「私には様がないのですか?」
ってクソメガネ。
は?んでお前に様なんかつけなきゃなんねーんだよ。って目線で送る。
「生徒…会長しゃま…?」
なんて可愛い反応。噛みすぎだがな。
「あ?そうだが?」
ってば会長。まじキモス。